SHIMANO PD-M8040 フラットペダル SM

MTBを再開してすぐに購入したナイロンのペダル、だいぶんガタガタしてきました。ブッシュがすり減ってきたのでしょう。安くて食いつきもそこまで悪くなかったので、同じものを買い直しても良かったのですが、せっかくなので別のペダルを購入することにしました。

購入したのはSHIMANO PD-M8040、XTグレードのフラットペダルです。XTRのフラットペダルは設定が無いので実質シマノ最高グレードと言えます。あ、SAINTからダウンヒル用ペダルが発売されてますが、里山使いにはオーバースペックでしょう。

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SHIMANO PD-M8040 SM

やんちゃな雰囲気が支配的なMTB界隈において良い子ちゃんイメージのシマノ、そこまで魅力的にも見えないんですが…今回はリファレンスモデルとしての購入の意味合いが強いです。何かと比べる際の指標。これよりパフォーマンスが良ければ高額でも価値があるし、悪ければ値段が安くても意味が無い。

 

サイズはSM/MLの2サイズ展開
SM=靴のサイズ36~44
ML=靴のサイズ43~48
私の靴のサイズが42.5なのでどっちでも良いのですが、今回はSMをチョイス。

各部のサイズを計測して今まで使っていたナイロンペダルと比較してみました。

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ペダルスペック

 

小さいタイプですが、踏み面は充分あるようです。今まで使っていたナイロンペダルと同じか、少し大きいくらいでしょうか。
ピンで囲まれた面積(有効踏み面積)をラフに計算してみました。
ナイロン=約57cm²
M8040=約67cm²
面積ベースでおおよそ17%大きいです。結構違いますね。安定感に寄与しそうです。

 

厚みは外周で19mmと少し厚め。フラットな形状かと思いきや、コンケイブがうっすらと付いていました。厚みが外周と中央で1mm違います。意味の有る無しはともかく、他社には真似出来ないことをさらっとやるところがシマノの恐ろしいところです。
ペダル表面は「DEORE XT」のロゴと共に細かな溝がプリントされてます。この溝はグリップを確保するためでしょうか。

 

重量は実測443g。ペダルシャフトはペダルボディの3分の2ほどで終わっていて、そこから梁のように斜めにステーが延びてボディを支えています。ペダルシャフトはクロモリ製なので、ここが短いのは軽量化に貢献しますね。クランクブラザーズのSTAMPシリーズなんかも同様の構造。いちおうボディに肉抜きはされてますが、程々といったところ。

 

ピンは長短2種。本数は片面10本。ピンはMTBで使うなら5mmのロングタイプ一択になると思われます。短いタイプは食いつきがほとんど期待出来なさそうなので、街乗りや通勤ユースですね。ただ、表から締め込むピンなのはマイナスです。ネジ山が潰れやすく潰れたら交換がかなり厳しくなります。

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ピンは六角レンチでねじ込むタイプ

ベアリングはヌルヌル。これぞシマノ!というスムーズな感触です。ベアリング部が非常に精密なのとダストシールが固めなのが合わさってこういうタッチになるんでしょうね。
シュルルルル〜と回る高級ペダルは防塵性をかなり犠牲にして軽さを演出しているケースが多いので、砂・泥・埃・水に塗れるMTBペダルではシマノのような堅実さは重宝します。

 

さっそくプレイバイクに取り付けて乗ってみました。…うん普通ですね。普通に食いつくし普通の安定感。食いつきはナイロンより上ですが、SPDばりにがっちりというわけでもない。厚みはそこまで意識しませんでした。ただ足裏が疲れます。ナイロンペダルはボディがしなって吸収してたんでしょう。フルサスはともかくハードテールやプレイバイクはナイロンもありかも。
ピン10本あるうち、内側の2本は使いませんでした。そこまで内側に足を乗せるとクランクとシューズが触れるし母指球がピンで押されてることを強く感じます。せっかく有効踏み面積計算したのに意味ない…。食いつきが良いと感じたのはおそらくピン長がナイロンペダルより長いからかな。

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プレイバイクに取り付けて公園トライアル

 

シマノパーツは抜群の耐久性を誇りますし補修パーツも手に入りやすいです。税抜き8,696円とけして安くはありませんが、これ買っておけば安心なんじゃないかなと思います。

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永らくお疲れ様でした!

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