(5月8日追記:5月4日にアップされたMDSのブログを掲載しました)
(5月21日追記:5月17日にアップされた山守人のコメントを掲載しました)
(7月29日追記:7月25日にアップされた山守人のコメント及びMDSのブログを掲載しました)
山梨のMTBグループ山守人が管理するトレイルが、所在するエリアで走行禁止となったようです。本件はマウンテンバイカーにとって公益性が高いと判断し、エントリーを上げることとしました。また、情報の保全のため全文を引用いたします
時系列
2022年(日時不明)
山守人(もしくは代表の弭間氏)と南アルプス市平岡区が「南アルプス市平岡区区有林「保全と利活用活動」協定書」を締結
2024年3月31日
「南アルプス市平岡区区有林「保全と利活用活動」協定書」契約期間が終了(=失効)
2024年4月1日~
山守人の同エリアでのトレイルライドは協定が失効した状態=ライドNG
ここには無料のトレイル立沼マウンテンバイクパークも含まれる
2024年年4月24日
平岡区長及び平岡区林務委員長名義にて「南アルプス市平岡区区有林「保全と利活用活動」協定書」終了に伴って区有林の利用を遠慮いただきたい内容の回覧板が回る(下記)
(区会提出4/28)
令和6年4月24日
XXXX殿
平岡区長XXXX
平岡区林務委員長XXXX平岡区有林の有効活用について(通知)
時下、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、令和4年に締結した「南アルプス市平岡区区有林「保全と利活用活 動」協定書」の協定期間は、ご承知のとおり令和6年3月31日までとすることとなっております。
この様な中で、貴殿は、令和4年10月20日付け書面をもって「いかなる場合でも、借地であり所有者の了解の下に決めていく。」旨を表明いただくとともに、「平岡区に定期的な連絡・相談・報告を書面にて行う。」旨の表明も頂いたところです。
そして、「協議会の内容について順守できない場合は、協議会との話し合 いにより、指示に従い区有林利用に関しては、所有者の意見を尊重、優先する。」旨を約束して頂いております。
しかしながら、貴殿からは、定期的な「平岡区有林の保全 ・利活用活動」に関する報告がなされませんでした。
また、事前の相談と所有者の承諾なくして、協定終了後に区有林活用する 催事を計画していたことは、誠に遺憾であります。
つきましては、5月6日の催事後の区有林の利用については、行わないよう徹底をお願いするとともに、貴HP等での周知徹底も併せてお願いします。
なお、現在、平岡区、林務委員会においては、将来を見据えながら新たな視点で平岡区有林の保全と利活用方策について、検討を行うこととしておりますことを申し添えます。
※名前の欄はプライバシー情報ですので伏字としました
2024年5月2日
池袋MDSがFBのタイムラインに投稿
YAMANASHI MTB山守人の会員の皆さまへの注意喚起です。
令和6年5月7日より、南アルプス市の平岡地区から使用許可を頂いていた、立沼マウンテンバイクパーク、深沢トレイル、坂額トレイル(場合によっては曲輪田トレイル)でのMTB走行が不可となります。
会員の皆さまは地域の方の心情を汲み、くれぐれも令和6年5月7日以降の走行を控えるようにお願いいたします。
走行が出来なくなった理由は、YAMANASHI MTB山守人と平岡地区との平岡区有林の有効活用協定が令和6年3月末を持って終了したことによります。
協定の更新が出来なかった原因については、YAMANASHI MTB山守人が平岡区との取り決めを守らなかったことが理由と思われます。
私もつい先日、櫛形山の裾に広がるこれらのトレイルを楽しんだばかり。
都心からも近く、e-MTBライドにも最適なトレイルだったので、今回のこの決定はとても残念な限りです。
今後、このエリアがどうなっていくかは未定ですが、可能であれば近い将来、復活してくれることを祈っていきたいと思います。
※)Facebook上の【山梨MTB会員専用】ページにはこの告知が出ていますが、YAMANASHI MTB山守人のwebサイトには、まだこの件が未掲載のため、一般会員の方、立沼マウンテンバイクパークの一般開放中止をご存じない方に向け発信いたしました。
同5月2日、山守人のFBアカウントがこの投稿にコメント
私たち一般社団法人南アルプス山守人の理事会は、MDS様がFacebookに今回投稿された内容について、以下のように認識しております。
1. MDS様の今回の投稿は憶測に基づく表記であり、当理事会は平岡区について徹底的な話し合いを行った結果を会員の皆様に的確に共有しております。
2. 今回のMDS様の投稿内容は、事前に理事会への連絡が必要な事柄です。
3. 会員規則には守秘義務が明記されており、MDS様の今回の投稿は会員の重要な情報の漏洩となる可能性があります。
この私たちから連絡を真摯に受け止めていただき、誤った投稿の削除をお願い申し上げます。なお、MDS様がこの投稿の削除を行われない場合、第三者を通して話し合いを行いたいと思います。
一般社団法人南アルプス山守人の理事会一同
同日、MDSの返信
先ほど当投稿へのコメントを確認し、午前2時23分に弭間さんから着信があった理由がわかりました。
私は昼間に仕事をしているので、真夜中に電話をかける非常識はお控え頂くようお願いいたします。もう歳なので睡眠時間は非常に重要なのです。
さて本題です。当方としては、平岡区で配布された回覧板の内容をもとにこの投稿を書きましたが、内容について山守人様から「今回の投稿は憶測に基づく表記である」という内容を含むメッセージを頂きました。
今回この投稿を行った主旨は、その回覧板に書かれてあった「5月6日の催事後の区有林の利用については、行わないよう徹底をお願いするとともに、貴HP等での周知徹底も併せてお願いします。」という内容に対し山梨MTB山守人様がその告知をFacebook上の【山梨MTB会員専用】ページのみでしか実施されなかったので、当方が今後平岡地区で問題が起きることを避けるために告知を行ったという次第です。(facebookをやられていない会員や一般MTB愛好家はこの件を知る由がありません。)
もし、「貴HP等での周知徹底」が実施されなかったことが原因で平岡区有林を会員もしくは一般MTB愛好家が利用した場合、それが原因で平岡区の方々がさらなる不信感を抱き、恒久的にマウンテンバイカーが締め出される可能性も十分考えられます。
さらに、もし事態が悪化した場合は、現在良い形で広がりつつあるMTBパークのムーブメントに水を差す可能性があると思うのですが、いかがお考えでしょうか。
もう5月3日です。あと3日しかありませんが現時点で山梨MTB山守人様のwebサイトには、未だこの告知が実施されていません。当方の投稿内容にご理解頂き、なるべく早くこの件を会員もしくは一般のMTB愛好家の方々に徹底周知して頂きますようお願いいたします。
また、当投稿の問題点をご指摘頂ければ、一部を改定することもやぶさかではありません。
尚、御webサイト南アルプスマウンテンバイク愛好会会則を確認しましたが、守秘義務の記載はありませんでした。ご確認ください。ページが見つかりませんでした | MTB日和全国フィールドガイド全国MTBフィールドガイド※)この情報をはじめとするいくつかの情報源により、一般のMTB愛好家が立沼マウンテンバイクパークを利用する可能性があります。
こちらの対策も是非お願いしたいと思います。
同5月2日、山守人のウェブサイトに「MTB利用について」というお知らせが上がる
平岡区のフィールドについては平岡区として利活用検討中により5/7より利用停止となっております。
2024年5月3日、山守人のウェブサイトに「平岡区のMTB利用について」というお知らせが上がる
当会理事会は正式に平岡区と話し合っており、平岡区の意向に従って対応しております。
この件につきましては、当会理事会より当ホームページにて発表した内容以外は正式なものではありませんのでご注意下さい。
今後この件については確定し次第当ホームページにてお知らせします。2024年5月3日
平岡区民及び当会顧問 川崎将人
一般社団法人南アルプス山守人 理事会 一同
おそらく同日
山守人ウェブサイトにある「立沼マウンテンバイクパーク」のページが非公開となる
キャッシュは残っており、少し前まではオープンしていた模様
Googleマップの営業区分も臨時休業となる
2024年5月4日
M.D.Sのブログに本件について掲載される
2024.05.04
先日こちらでアップした件を、FacebookやInstagramにも投稿しました。
そして、その顛末は以下の通り。(Plovercycles管理人注:画像はブログ参照)
そして、多数のご支持とシェアを頂き、こちらの意志を何とか伝えることが出来ました。
先ずはちょいと一息・・ホッ。
っていうか、守秘義務って何?
そんなに隠したいことあるの?
<5月8日追記>
立沼に走行停止の立て看板は立てられたものの、5月7日を過ぎても平岡区有林のトレイル走行不可の周知が、山守人のwebサイトは疎かSNSでも実施されていません。
これは平岡区との取り決めをさらに裏切ることであり、看過出来るものではありません。さらに、走行不可になった理由を一切明かさないため、走行不可になった原因が会員の行動にあると誤解されるケースも出ています。
会は会員の名誉を守るため、一刻も早く平岡のトレイルが走行不可になった理由を説明する義務があると考えます。
また、平岡区有林トレイルに隣接するトレイルの走行について、会は安易に走行可能であると通知していますが、マウンテンバイカーがどのトレイルを走っているかを地元の方が見極められる筈もなく、不要なトラブルの原因になりかねません。
会はひたすら黙秘を続けていますが、早急かつ誠意ある表明を求めたいと考えます。
2024年5月6日
催事を開催?
2024年5月17日
山守人のサイトにコメントが掲載される
2024/5/17
会員の皆様へ
この度は、平岡区有林の利用停止の件につきまして、多くの会員の皆様にご迷惑ご心配をおかけしていること、心よりお詫び申し上げます。現在この件に関しましては区長様および林務委員長様をはじめとする区の役員の皆様と密に連絡を取り合っておりますので、決定が示されるまでもうしばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。
当会は、平岡区と協定を結び、9年間にわたり無償で平岡区の山をマウンテンバイクの利用に提供していただいてきました。平岡区は山の管理者として、将来に向けてマウンテンバイクだけでなく、林業やさまざまな山の利用について、新たな仕組みも含めて検討を進めている段階です。先月末、平岡区長様からは今後もマウンテンバイクの利用を継続できるようにするとのお話をいただいております。
また、平岡区の林務委員長様からは、2024年6月末頃を目途にマウンテンバイク利用再開を目指し、平岡区会で早急に検討を進めているとの報告を受けております。
さらに、平岡区は山の地権者でありますが、山の管理を直接行うことは簡単ではないため、新しい山の管理体制づくりに時間がかかっております。2024年度、平岡区は新たな利用方法を検討する時期にあり、その取り組みを尊重しつつ、検討結果をお待ちしている状況です。
なお、平岡区から「本件についての様々な憶測がSNS上にあがっており、目にした平岡区役員および区民から心配する声があがっている」というご指摘を受けました。ぜひとも現状をご理解頂き、平岡区の検討結果が出されるまで、もうしばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。
南アルプスマウンテンバイク愛好会 代表 弭間亮
一般社団法人南アルプス山守人 理事会メンバー一同
日時不明
Facebookの「山守人会員専用ページ」でアナウンスがあった模様(内容不明)
2024年7月8日
MDSのブログにて『平岡の杜マウンテンバイククラブ設立のお知らせ』が掲載される。
このエントリーは文章改竄のリスクは無いと判断し、本文の転記はいたしません
2024年7月16日
山梨MTB会員専用ページに「山梨MTBベースオートキャンプ場営業終了と今後についてのご報告」という書面が配信される
山梨MTBベースオートキャンプ場のウェブサイトはアクセスが出来ないがグーグルには一部情報が残っている。これも平岡区に所在しているようだ
2024年7月25日
Facebook山守人の発信
【平岡区有林MTB利用についてご報告】
この度、平岡区有林の新たな利用方法検討に伴う一時利用停止について、多くの皆様にご心配をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。7月9日に区長および林務委員長より、今後の区有林利用に関する正式な報告がありましたので、その内容についてご報告いたします。
区有林はより多くの方々に利用してもらいたいとの方針で、マウンテンバイク利用を希望する団体は申請が必要とされました。この新たな利用の仕組みでは、様々な利用者や団体が自由にトレイルの整備や利用を行うことになりますが、責任の所在が不明瞭になる可能性があり、特に事故が発生した際の管理責任が懸念されます。
区長と林務委員長は当会に対し、これまでの活動に感謝を表明し、引き続き区有林を利用してほしいとの要望がありました。しかし、当会としては専門家の意見を踏まえた慎重な話し合いの結果、リスクが高いため新たな利用の仕組みでは区有林を利用しないことを決定いたしました。
これにより、当会が長年かけて築いてきたフィールドが他の団体によって維持管理されることになりますが、今後も多くの方々が安全にマウンテンバイクを楽しめる環境づくりに努めてまいります。活動拠点の移転作業も進行中で、近いうちに詳細を報告いたします。今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
一般社団法人南アルプス山守人 理事会 一同
この7月26日の発信について補足
- 他ユーザーのコメントが書き込まれたのち削除された
- 現在はユーザーからのコメントが出来ない状態となっている
- 発信にある「区長と林務委員長は当会に対し、これまでの活動に感謝を表明し、引き続き区有林を利用してほしいとの要望」が虚偽である旨の書き込みがあった
感想
私は山守人の有料会員ではないので、上記以外のことはわからない
事実
- 平岡区と山守人は土地利用について協定を結んでいた(ホワイトトレイル)
- 2024年4月1日以降、平岡区でのトレイルライドは許可されていない(ブラックorグレートレイル)
- 区長から直々に利用禁止の旨のアナウンスがあった
- MDSの指摘があるまで山守人のアナウンスは無かった
一歩踏み込んで推定
- 2024年4月以降に平岡区でのMTBライドがあった
- 回覧板では信義則に悖る行為があったと示唆され、平岡区と山守人とトラブルがあった
- MDSへ着信があったことから、代表の弭間亮氏はこの件に深くかかわっている
通常、協定期間終了によるライド禁止ということになれば、相当前からアナウンスがあってしかるべきで、失効後2か月もの間なにもアナウンスが無いのは異常。誤ってライダーがトレイルへ入れないようにトレイルヘッドを閉めるなりの作業も必要だろう。すべてが後手に回っており、何かしらのトラブルがあったと想像するのは難くない
山守人においては
- 平岡区における協定終了は事実なのか
- 平岡区においてトラブルがあったのか
- あったとしたら原因と再発防止策
- 無料の「立沼マウンテンバイクパーク」の今後の営業について
の4つをきちんと公表すべき。少なくとも日本のMTBライドのモデルケースとしてメディアに出ている以上、その責を負うだろう
個人的にはMTBトレイルライドは経済に組み込むべし、と思っている。行政は高齢化による人手不足の解消や観光資源を手に入れることができ、僕らマウンテンバイカーはホワイトなトレイルを堂々と走ることが出来る。Win-Winな関係だ。そういった試みがうまくいっていないのであればとても残念
山守人からの真摯なアナウンスが行われることを待ちたい
【本エントリーで全文引用した理由】
以前のエントリーで取り上げたFBの投稿はいつの間にか修正されていた。さらに修正した旨のコメントもない。最低でも「●●日のエントリーについては、多くの指摘をいただき、それを踏まえ修正いたします」と付記すべきところ。大きな反響を呼んだステートメントを勝手に書き換えた上、なかったこととするその姿勢には大いに疑問がある
山守人の代表は弭間亮氏だが、本件では一切表に出ていない。代わりに理事会であったり、顧問が発信されている。これほど大事にもかかわらず代表が出てこないのも多いに疑問だ。「面倒ごとから逃げている」と感じてしまう
以上から、投稿内容が予告なく変更される可能性があると判断し、本エントリーでは公開されている内容をすべて引用しています
ぶっちゃけ「偉そうにホワイト以外のトレイル走るなって言ってたやつがトレイルBANされるとかm9(^Д^)プギャー」なんだが(笑)
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