“裏湘南”サイクリング

グラベル

このところ”裏湘南”と勝手に呼んでいるエリアがお気に入りだ。5月6月と連続で走ったので自分なりの裏湘南の魅力をまとめておきたい

 

“裏湘南”はどの辺り?

秦野、伊勢原、小田原の3市街に囲まれている丘陵地帯とその周辺のグラベル、です。具体的には渋沢丘陵、曾我丘陵、金目川流域の河川敷、旧鎌倉往還あたり

 

裏があるなら表もある

べつに表湘南にも定義はないが、、、個人的には境川CRから江の島、国道1号線及び国道134号線、湘南平、湘南国際村、あたりか

 

図示するならこんな感じ。

裏湘南の範囲

半分小田原だし湘南とは?と宇宙猫が発生するが、湘南がどの辺を指すかは意外と曖昧なのでここを湘南エリアと言っても良いと思う

 

裏湘南の魅力

車が少なく走りやすい

全体的に車が少なく走りやすい。マジで軽トラしか見かけない。サイクリングは車が少ないほど楽しいのでライドクオリティがこれだけで上がる

抜けた田園の風景

丘陵地帯は農地で、栽培されているのは茶や柑橘などの低木がメイン。そのため丘陵全体は景色の抜けが良い。見晴らしの良さ、これ重要

曽我丘陵から海を見下ろす

ルートは無限に取れる

秦野、伊勢原、小田原のどこからでもスタートが可能。農道の枝道も多くルートのバリエーションは実質無限大。「不思議のダンジョン」スタイルで1粒で何度でも美味しい。もちろん丹沢や小田原エリアへ抜けて本格山岳ライドと組み合わせてガチっても良し

個人的には海沿いからスタートするのが好き。海へのダウンヒルで締めるカタルシス!

うみ!

グラベルはイージー

このエリアのグラベルは実用(農業用道路)に供されているためきちんと整備されている。夏場でも草刈りが行われているようだ。崩落や大きな溝も無く、走りやすい

 

文化の薫り

湘南エリアだけあって飲食の選択肢が多い

また、史跡めぐりも楽しい。古都鎌倉にも近く、江戸期は大磯宿と小田原宿の間の休憩スポットとして栄えたらしい。石碑や寺社があちこちにあり、立ち止まって謂れを確認したくなる。「農地の片隅に立つ手入れの行き届いた小さなお社からしか得られない栄養素」があるんですよ

小さなお社の地元に愛されてる感は異常

電車でも車でも好アクセス

電車だと横浜~二宮は東海道線で乗り換えなしで40分程度。車でも横浜から横浜新道を使って1時間弱と好アクセス。東名高速の海老名渋滞をスキップ可能で、帰りの時間が読みやすい

 

動画

6月のライドはこんな感じ

 

「家から1時間で行けるルートを何本持ってるか」がサイクリストの幸福度に大きく影響すると固く信じているので、今後も積極的にここの開拓は進めたい

 

“裏/奥”の美学

これは余談だけど、”裏”とか”奥”という概念、日本人は割と好きだよね

ファッション界隈では裏原宿(ウラハラ)や奥渋谷(オクシブ)が有名だし、サイクリング界隈でも裏ヤビツ、裏尾根幹、奥静岡(オクシズ)は表と同じくらいの人気を持ってる

この記事による、奥/裏を愛するのは日本の都市の特徴ではとの指摘は興味深い

失われつつある「奥」を求めて~ 槇文彦 『見えがくれする都市』とヒルサイドテラス<前編>~ - zeitgeist
zeitgeist.jp(ザイトガイスト)の記事はバウハウスのデザイン精神、現代の最新テクノロジーに関するニュース、歴史に関するストーリーです。 モダンデザインや現代のテクノロジー、 槇文彦 に関し新しい視点で投稿しています。

「奥の思想」では、中心概念を欠き、全体への関心が希薄な、リジッドさとは正反対の日本の都市を特徴づけているものとして奥という概念が提示される。

西欧では厳しく広大な環境のなかで「中心-区画」という空間概念によって都市を作り出してきた。一方、温暖で緑多い山あいなどに都市が作られてきた日本においては、「奥-包む」というまったく別の空間概念が支配してきた。

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