“REBOUND”というグラベルイベントに参加した。正確には”REBOUND”という一つのテーマに沿って自分たちでライドをやった、というのが正しい?
REBOUNDは、レベルに関係なく、すべてのサイクリストのためにあります。2024年6月1日に開催されるこのイベントは、25マイル (40 km)、50マイル (80 km)、100マイル (160 km)、または200マイル (320 km) のいずれかの距離において、好きな場所から始めることができます。ルールは至ってシンプル。それは、次の通りです。
- 6月1日2024(土)
- 午前6時ちょうどにスタート
- 自ら設定した25、50、100、または200マイルのグラベルルート
- サポートなし、止まれるのは2回だけ
- レース後のパーティは必須です(私たちに是非その写真を見せてください!)
参加料なし、タイムリミットなし、ただ楽しむだけ。
世界でいっせいにグラベル走ろうぜ、という内容で、Raphaが年末にやってるFestive500と似ている。Festive500は舗装で、Reboundはグラベルなのが相違点だが。2023年にも開催されたようだが、ぜんぜん知らなかった。
運営はシマノヨーロッパ(shimano.eu)
#REBOUND2024
#UNITEDINGRAVEL
という2つのハッシュタグも用意されている(TwitterもInstagramも盛り上がりはいまひとつ)
面白そうなのでグラベル仲間とチャレンジしてきた!
日時
2024年6月1日(土)
天候
晴のち雨
最高気温23℃
湿度低めの初夏の気候
ルート
場所は那須エリア
東北自動車道の西側をメインに、グラベルを繋いでいくルート
距離80㎞、獲得標高800m(REBOUNDのレギュレーションでいう50mile)
グラベル比率は30%ちょっと
メンバーとバイク
総勢11名
belleequipeグラベル |
belleequipeグラベル |
belleequipeオールロード |
Chapter2 KAHA |
KONA Major Jake |
Liv Brava |
Merida Silex |
Merida CX |
Plovercyclesオリジナルチタン |
Ridley Kanzo Adventure |
Speciarized Diverge |
ロードバイク1、シクロクロス2、グラベル7、モンスタークロス1
3人の方とは初顔合わせ
仙台のショップベルエキップのオリジナルバイクが3台!オーナーは台湾に足を運んで現地のメーカーとコミュニケーションを取っているとのこと。QCをしっかり行うにはやはりそういうのが必要んでしょうね
ウェア
ヘルメット:OAKLEY DRT3
アイウェア:中華サングラスクリアー
上:Narifuri アクティブメッシュバックポケットTシャツ+LAMEDAウィンドブレーカー
下:SPEXCEL カーゴビブ
シューズ:シマノXC501カモ
輪行時はこれにノースフェイスのナイロンパンツを重ねて履いてる
写真は別のライドのときのだけど、こんな
アクセス
那須塩原駅に8時集合。東京からだと新幹線で1時間ちょっとと、アクセスは良好。自宅のある横浜から電車で2時間弱ほどだった。ベルエキップ組は仙台からの参加で、那須はちょうど中間に位置しているためメンバーが集まりやすかった
ライド
那須最高!
魅力その1 駅出て5分で即グラベル
5分は嘘w
でもスタート10分でグラベル開始。駅から走りだすと駅周辺は退屈なことが多いのだが、那須は最初から最後までグラベルたっぷり
魅力その2 ルートのバリエーションが豊富
とにかく景色がどんどん変わっていくのでまったく飽きない
別荘地、牧草地帯、麦畑、広葉樹林、渓流、田んぼと未舗装の曲がりくねったあぜ道。しかもコピペな田舎風景とは違って那須の風景は洗練された田舎。ロードサイド看板の色が地味だったので景観条例があるはず。御用邸があるだけのことはある。さすが那須。さすなす
単に日本の田舎に行ったから良いグラベル体験があるわけじゃないんだよね。舗装された農道、林道は植林された杉林の中を通るため景色が変わらず、そしてでかくて混んでてチェーン店が立ち並ぶバイパス道路…。山へ入れば草ぼうぼうか熊が出るか…。俺たちが求めてる栄養素はそれじゃないのよ
同日開催されたUnbound gravelがどちらかというと荒々しい雰囲気だったのとは対照的。那須は水と緑と木漏れ日のグラベルでした。これぞ日本的グラベルライド
魅力その3 平坦基調で走りやすい
風景はどんどん変わるのにも関わらず道は全体に平坦基調で、これは初心者やゆるポタに最適
グラベルは日常的に使われている道が多く、路面はきれい。ヤマトのトラックがグラベルに突入してた。そこ使って配達するんだ(笑)
もちろん山の方へ行けばしっかりヒルクライムも楽しめる
魅力その4 店が多い
さすが別荘地である。おしゃれなお店があって休憩ポイントに事欠かない
REBOUNDのレギュレーションではストップは2回。この日は別荘地の中のパン屋とうどん屋の2か所に立ち寄った。パン屋はおしゃれすぎて全員がLOVE CYCLISTになった笑
魅力その5 那須のルートセットは無限大
今回は那須塩原駅の北西方面を走ったのだが、もう少し北エリアにもグラベルが走っている。また、那須はRaphaプレステージが開催されたエリアでもある
今回走ったルートもあちこちに枝道が通っており、バリエーションルートはほぼ無限に取れそう。那須は飯を食う選択肢も多いので、行く度に新しい発見が得られそうだ
その他
ひとり途中でペダルが抜けるというトラブルが発生。外側のロックナットが抜けてしまった。引き返すには進み過ぎてたし近所に自転車屋さんも無いので、無理やりペダリングしてクリア。ちなみに抜けたのはクランクブラザーズです。こういうのを見るにつけ、シマノの信頼性の高さよ…ってなる
あとは、最後に一雨降られてしまったが気温も高かったし洗車できたってことでヨシ!
最後に輪行組で乾杯。レース後のパーティーは必須です🍺ってオフィシャルウェブサイトにもあったし、ライドの後のビール、これは法律だ!
まとめ
天気が良かったというのも大きいが、それを差し引いても最高のロケーション、最高のライド
また来ます!
今回のライドとは直接関係ないんだけど。グラベルバイクであちこち走るようになって数年。グラベルバイクって“旅”の再発見をさせてくれるツールなんだなと再認識
1980年代後半以降、日本のサイクリングシーンはコンペティションに重きが置かれてきたわけだけど、グラベルムーブメント(というほど大きくはないが)は僕らが日本を再発見するきっかけになっていると思う
バイクラさんにおかれましては、どこかで「グラベルバイクとディスカバージャパン」をテーマに特集を組んでいただきたく、なにとぞよろしくお願いいたします。
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