2025年にいまさらGrinduroネタを擦るのも非常にあれですが、これ関係の記録残してるサイトうちくらいしかないので…(義務感)
というわけで、今年2025年のGrinduro Japanについてのトラブルについてメモを残しておきます
2025年1月6日
2025年のレースについて、2月14日からエントリー開始する旨、Grinduro Japanウェブサイトで告知される。開催地は水上。開催日は2025年10月3日~5日
2025年2月22日
Grinduro Japanウェブページでエントリー開始
80kmエントリーした人から先着100名にTシャツが配布されるとのことで力が入っている
2025年3月4日
通常のラリーレーススタイル以外に、水上から四国までのGrinduroロードトリップツアーのエントリーが始まる。エントリーフィーは$4100(約60万円)

そうだ!Grinduroが旅に出る。Grinduroクルーと一緒にこの素晴らしい国を巡るツアー以上に、日本滞在を延長する良い方法があるでしょうか? このツアーはRideJapan(20年以上にわたって日本の最高品質の道路を発見してきた第一人者)によってデザイン、ガイドされ、ライダーを日本の素晴らしいグラベル・バックロードの旅へと誘います。 つまり、この素晴らしい冒険は、みなかみ町で開催されるグラインドロから始まる。イベント終了後は、新幹線に乗って南下し、5日間のグラベル・サイクリングツアーを開始する。 宿泊費、ガイド、サポートカーなどすべて込みで、5日間のグラベル・サイクリングツアーが始まる。
ここまでは比較的順調だったんですよ
2025年7月26日
Grinduro Japanのサイトから”MINAKAMI”の文字が消え、イベントのエントリーページへのリンクが切れる
オルタナティブバイシクルズ北澤さんが、Grinduro Japanの開催に関して水上町との合意が取れていない旨のポスト
FacebookでMTB JapanがGrinduro!の業務から離れることをアナウンス
2025年8月1日
Grinduro Japanウェブサイトで、”当地域のマネージャーが職務を退く”ことがアナウンス。このマネージャーというのは、おそらくMTB Japanのベネット氏を指しているものと思われる(下記文章は既に修正済みのためサイトには残っていない)
Grinduro Japan の開催状況について混乱が生じていることに関しまして、お詫び申し上げます。 個人的な健康上の理由により、当地域のマネージャーが職務を退かざるを得なくなりました。大変残念なことであり、この困難な時期を過ごしている本人に心よりお見舞い申し上げます。 Grinduro Japan に関しては、代わりに新たなスタッフが担当に就いております。現在、新チームとの契約や必要な手続きを進めているところです。 ご安心ください。イベントは予定通りの日程で開催され、まもなく参加登録を再開いたします。 私たちは日本での再開催を心待ちにしており、皆さまや他のライダーと共に Grinduro の楽しさを分かち合えることを楽しみにしています。
2025年8月2日
Grinduro! Japanページ、上記アナウンスの文章が変更。スケジュールは変わらないが、別の場所で開催されることが明記される。同時にMTB Japanのベネット氏を指すと思われる文章はマイルドなものに変更された。MTB Japanからクレームが入ったのかもしれない
この度は、Grinduro Japanの開催状況に関して混乱を招いてしまい、心よりお詫び申し上げます。 2025年のイベントに関しましては、開催予定地およびコースにおいて予期せぬ事情が発生したため、代替となる地域での開催に向けて調整を進めております。 Grinduro Japanについては、すでに新たなスタッフが業務を引き継いでおり、現在、新チームおよび新会場との契約手続きや必要な確認作業を進めているところです。 ご安心ください。イベントは予定通りの日程で開催される予定であり、まもなく参加登録の再開と併せて、詳細のご案内をさせていただきます。 私たちは再び日本に戻り、皆さまとGrinduroを通じて素晴らしい時間を共有できることを、チーム一同心より楽しみにしております。 敬具 Grinduroチーム一同
イベント開催まで2か月を切っています。予定していた水上とは合意が取れず、Ride Japanと輪工房は協力しません。Ride Japan単体でのイベント開催能力は白馬を見る限りほぼゼロです。果たして無事にレースを主催できるのでしょうか

あと2か月で本格的なグラベルイベントを?!
ちなみにGrinduro!というのはイギリスの本国が商標やレースのフォーマットを統括し、開催各国の主催者が本国とFC契約をして開催する仕組みです
2019年、伝説のGrinduro!JapanはSamurai Sportsでした。台風でも開催した背景にはGrinduro本体と結んだ契約に、キャンセル時に厳しいペナルティが発生する内容が含まれていたと噂されています
2023年白馬、2024年水上、2025年の日本開催のFC権を持っている(契約している)のはRide Japan(代表Adam Cobain)です。2023年白馬はRide Japanが単独で開催。白馬村の合意を得ていなかったため、白馬村での開催はBANされています。 翌2024年は水上で開催。同地でライドツアーを開催しているMTB Japan(代表Nathan Bennett氏)と、千葉の自転車ショップ輪工房(の田口氏)が開催を手伝いました。コースはハードだったものの比較的好評で、早々に2025年も水上で開催することが宣言されていました。ここまでお膳立てされてのこの事態。この1年間Adamはいったい何をやっていたんですかね??
2019年開催と同じような内容の契約であると仮定すると、2025年の開催をキャンセルできません。もしキャンセルすれば多大なペナルティがRide Japanに発生する可能性が高いです
キャンセルすればペナルティ、開催しても圧倒的準備不足。かつ自治体の協力は見込めません。進んでも地獄、引き返しても地獄です
果たして2025年のGrinduro Japanはどうなってしまうんでしょうか?
※個人的には悪貨は市場から駆逐されて欲しいなという気持ちと、いくばくかの義務感でこのエントリーを上げています。
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