砂浜で競われる世にも珍しいレース”ビーチクロス”、今年も走ってきました
日時
2024年10月14日(月㊗)
天候
晴/曇
最高気温25度
場所
九十九里浜片貝海水浴場内、特設コース
コース
1周5.5㎞
砂浜75%、グラベル20%、舗装5%
波打ち際は締まって走りやすいが爆風の向かい風。波打ち際から離れる際とスタート地点は全然進まないフカフカの砂。グラベルは追い風でかっ飛ばせるが所々にフカフカ砂セクション。機材チョイスが相当悩ましいコース設定
美しい九十九里浜を自転車で走ることはかなりレアで気分が上がる
機材
いつもの中華チタンモンスターグラベル
フレーム | 中華チタンモンスターグラベル |
フォーク | BXT カーボンフォーク |
ホイール | 手組中華カーボン29インチ |
タイヤ | F:シュワルベサンダーバート29*2.1 RR:iRC BOKEN G-CRAW 700*50C 空気圧は前1.4、後1.5 |
シートポスト | UNO 27.2㎜ |
サドル | DMR Oioi |
クランクセット | Shimano SLX 172.5㎜ チェーンリング38t |
パワーメーター | Xcadey |
シフター | GRX ST-RX810 |
RD | GRX RD-RX820 |
カセット | ZTTO 11速 11-50T |
ステム | UNO 70㎜ |
ハンドルバー | デイズナ バンディー2(LL) |
バーテープ | 中華 |
ペダル | Shimano XTR(ショートスピンドル) |
エントリーしてたライダーを観察するとMTBが3割くらいで残りはCX/グラベル系。去年CXの細いタイヤで死んだ人が懲りたのか、今年はタイヤが太めが目立つ。40~45Cがボリュームゾーンかな?MTBは旧いのを引っ張り出したor借りたって感じの人が結構いた
珍しいバイクもちょいちょい停まってて、バイクチェックも楽しい
レース
午後行われるエイジ40に出走
距離は5.5㎞×8.5周回
試走
午前中はエンデューロだったのでパスして10時過ぎ現地入り。11時30頃から試走開始
去年より距離も伸びているのでタイヤを細くしたのだが、試走早々に今回のタイヤチョイスが失敗と悟る。いっしょに試走したMTB仲間(29*2.25)に全くついていけない。特にフカフカのサンドセクションは一気に離される
波打ち際の平坦セクションでパワーを読み合わせたのだが自分の方がパワーが高め。今日は順位を狙うというよりトレーニング頑張る日と気持ちを切り替える
補給
試走した感じ1周15分前後、レースタイムは合計2時間ちょいと予想。ボトルは550mlのを2本、バックポケットにジェルを1個
結果的にはこれでちょうど足りたくらい
スタート地点ではアミノバイタルさんが出展しててアミノバイタルウォーターを補給してくれた!これは非常にありがたかった。ゴール前後にジェルもくれたし神ですよ!
展開
レースは全員一斉のローリングスタート
自分の前に32Cタイヤ履いたシクロクロッサーがいて出遅れを覚悟⇒案の定ランニング。抜けずに一緒にランニングしてたら割と出遅れて第二集団先頭にポジション
最初の2周は良い感じでパックが組めるも難所の砂でバラけ、以降はパックが組めず。追い風区間で先行に追いついてパックを組んだりラップされたライダーについていったり。何周か向かい風区間一人走行で死んだ。いちおうツキイチは避け、短くてもローテーションは回した
順位を考える余裕はなくヘロヘロでゴールしたらエイジ5位で去年と同じ(笑)
レースタイムは想定通りトータル2時間ちょっと
撮影途中から脳内で「炎のランナー」が再生されまくりだった。 pic.twitter.com/MQLqB8G8GR
— Koh nabe (@nabe_) October 14, 2024
一緒に出たMTB仲間は3位入賞!めでたい!
完走率
エイジで6割ちょっと、エリート含めた全体でも7割を切っててさすがに低すぎるでしょ。空気圧をかなり攻めた設定にしてビードが落ちたパターンが多かったように見受けられた
カテゴリー | 出走数 | 完走数 | 完走率 |
エイジ30 | 9 | 8 | 72.0% |
エイジ40 | 22 | 14 | 63.6% |
エイジ50 | 30 | 16 | 53.3% |
エイジ60 | 8 | 5 | 62.5% |
エイジ計 | 69 | 43 | 62.3% |
エリート男子 | 19 | 17 | 89.5% |
合計 | 88 | 60 | 68.2% |
勝てるライダー
エリート2位の高岡選手がロード寄りな他は、上位はシクロクロッサーかMTBerが多く占め、ピュアロードレーサーにはきつかったようだ。グラベル区間の砂セクションがもう少し走りやすければローディーにもチャンスがあっただろう
タイヤ
ビーチレースはタイヤが命
自分は50Cのタイヤだったがしんどさを感じた。空気圧をめいっぱい下げるとリスキーだし、やはり太さは正義かなという印象。脚とスキルがあればタイヤは細身で良く、といっても700*45C前後。脚に自信がなければ29*2.2~2.4のMTBサイズタイヤにするのが良さそう
その他
去年よりレースが長時間になりイベントの出店や無料で振舞われるハマグリを楽しむ余裕がなくなった。今年は楽しいよりしんどいが勝ってしまったな
大会のせいではないのだが帰路の運転が4時間掛ったのも追加ダメージ。去年はエイジカテゴリーが午前中で、午後はエリートレースを冷やかしたりはまぐり食べたりして早めに現地を出たので道もあんま混まなかった
来年はUCIレース化されるというが、楽しさとレースのバランスをどう取るか考えていただけるとありがたい。Grinduro!のように昼にレースして夜間はキャンプスタイルでもありだと思う。そっちの方が協力する自治体にももっとお金が落ちるだろうし
夜キャンプしながら砂浜で盆踊りとかやってくれたらめっちゃ”和”な感じで盛り上がると思うんですよどうですかチャンピオンシステムさん(笑)
アルバム
オフィシャルがちゃんとアルバム用意してくれるの良い!
まとめ
MTBタイヤ、グラベルフレーム、シクロクロスのスキル、ロードレース的展開やローテーション、と種々の要素が要求されるサイクルスポーツ総合格闘技の様相。機材チョイスでミスったものの相変わらず楽しいレースを体験できた。来年はレース以外の楽しみを参加者が味わえるともっと嬉しいです
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