マウンテンバイカー、破傷風予防接種を受ける

免責事項
本エントリーは情報提供だけを目的としており、医学的なアドバイスを意図したものではありません。また、直接的な病気及び感染症に関して治療や投薬(接種)を推奨するものでもありません。診断および予防接種については、医師の診断および助言に従ってください。

ちょっと前にTwitterのTLに破傷風に関するものが多数が流れてきた。先日の九州の大雨被害の片づけで破傷風リスクを指摘するものだ。
togetter.com

そういや破傷風菌って土に含まれてて、怪我すると罹るんだっけ?

破傷風 – Wikipedia

年間100件を超える届出がある[3]。

土壌中に生息する嫌気性生物である破傷風菌 (Clostridium Tetani) が、傷口から体内に侵入することで感染を起こす。破傷風菌は、芽胞として自然界の土壌中に世界に広く常在している。多くは自分で気づかない程度の小さな切り傷から感染している。

破傷風の死亡率は50%である。成人でも15〜60%、新生児に至っては80〜90%と高率である。

予防接種のみによって免疫を獲得出来るが、獲得した免疫は10年程度で減弱し、感染予防に必要な血中抗体価0.01 IU/mLを下回るため、10年ごとの追加接種が必要である。

推奨される投与スケジュール
40歳以上:トキソイド 0.5 mLを初回、3〜8週後、6ヶ月以上後の計3回接種。2回目以降は強い局所反応が出ることがある。あまりに副作用が強い場合は以前、接種したことがなかったかどうかもう一度確認する必要がある。2回目に強い局所反応があったら3回目は中止。

割とその辺にいる菌が原因菌なんだね。年間発症数は100件前後と割と少ない。40代以降は急激に発症数が上がるのが分かる。この頃から抗体が減少するのだろう。
https://i0.wp.com/www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/eiken/kansen-center/shikkan/ha/tetanus1.images/0001_20180723.gif?w=1256&ssl=1

破傷風について 横浜市

 

山に良く入るマウンテンバイカーにとっては結構身近な病気と言える。予防接種を受ければ免疫を持てるらしい。接種による副作用は特にないみたいだ。

 

んじゃやるか。

 

「破傷風 予防接種」で検索すると、接種を行ってくれるクリニックが出てくる。近所の総合病院がやっていたので電話して予約した。問診で「どうして接種を受ける必要があるか?」と訊かれたが「山に入ることが多いので」と答えたらスムーズに話が進んだ。「接種したことを証明する書類は必要ですか?」と言われたので、証明が必要な人たちが結構いるんだろうね。林業やハンター、災害ボランティアや登山ガイドとかだろうか?

病院では問診も通り一遍で接種もあっという間。病気とは違うし、なんつーか意識高い行為だもんねぇ。ちなみに皮下注射で全然痛くなかった。個人的には注射針が入っていくところをしっかり見た方が痛くないような気がするw
(どうでも良いけど、Wikipediaには筋肉注射って書いてあったが大丈夫か)
2回目の後にすこし接種した周辺がかゆくなったが数日で収まった。これは良くある反応とのこと。

都合3回接種が必要で、8月に2回目が終了。2回の時点でとりあえず免疫はできているらしい。3回やることで長期の免疫獲得ができるとか?3回目は2回目の半年以上先と決まっているので来年になったら忘れずに受けねば。金額は1回3000円くらいだった。保険適用されて700円で済んだという人もいたが病院によって差があるようだ。

まぁこれで免疫はできたので、マウンテンバイクライドのリスクをひとつ減らせたわけだ。安心安心。

もちろん感染対策をしたところで外傷や虫害などもろもろのリスクが依然としてあるし油断は禁物。大人の趣味では「安全であること」と「楽しいこと」が何より重要。どうやってリスクを抑えることが出来るのか、あるいはどこまでならリスクを許容できるのか、折に触れて考えてゆかねばならないな。

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