宮ケ瀬クリテリウム 20200920

2020年9月20日(日)
曇り時々雨。気温20度前後
ウォークライドが開催する宮ケ瀬クリテリウムに参戦。
walkride-cycling.info

結果

参加カテゴリはスポーツ。結果は下から数える方が早く、足切りは免れたがレースに絡むような走りはさせてもらえず。原因は単純にパワー不足。PWRを0.4倍くらい上げるとレース展開に参加できるかも。体重を4kg減らせばなんとか実現できそう。でもそれ直近10年ベスト体重くらいだw
今回の参加はシクロクロスシーズンに向けての脚試しという意味合いが強かった。足切り無しで完走できたし、手ごたえゼロってわけではない(強がり)

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コース

宮ケ瀬のコースは、登って下ってコーナーこなして踏み戻してとかなりせわしない。登りはスポーツだと7~10倍30秒を周回数分だけ繰り返せないと生き残れず、体重が重いライダー、繰り返し耐性が弱いライダーにはきつい。また、下ってからのコーナリングを上手くこなさないと、強い踏み戻しを要求されこれまたタフ。ラストは登りゴールなのでスプリント力も要求される。
スポーツカテゴリクラス以下は、雨で路面が濡れていることもあり、落車が目立った。いわゆる”落車祭り”。落車ポイントはスピードが落ち切った箇所で、ほとんどは単独落車だったので比較的安全だった。コーナリング下手な人が安全に落車経験を積めるのは良いコース。これはコースセッターがいい塩梅の仕事をしたと思う。エキスパート、エリートのころには路面も乾いたせいもあり、落車はほとんどなかった。まぁこの辺はライダーのスキルも影響してそう。

機材

どのカテゴリも、最新のバイクで勝った人が少なかった。驚きのVenge率ゼロ!入賞者にはクロモリロードもいたし、メルカリで3万で買ったっていう旧いカーボンロードの人もいた。ツールド・おきなわがS-works Vengeでしか勝てないような状態となっていることと比べると対照的。シクロクロスもそうだけど、短時間のレースでは個々人のフィジカルの強さ、PWRが最重要なんだろう。コースの半分以上が登り/下り/低速コーナーで空力的アドバンテージが得られにくかったしね。逆に距離と時間が延びたり、ストレートが長いとエアロが効いてきそう。

運営

他のカテゴリのレースも見てたけど、、、ピュアビギナーとビギナーのエントリ多すぎない?ビギナーの参加基準「自転車レース経験の少ない方。おもに週末しかスポーツバイクに乗らない方」とあるけど、ビギナー参加者の半分くらい違くない?もっと乗ってる人たちガンガン出てるよね?

 

これ知ってる、カテゴリ詐欺ってやつだ。個人的にはカテ詐欺はレースが淀んでしまうのであんまり好きじゃない。ゼロには出来なくても、なるべくカテ詐欺が少ない運営体制が良いかな。

 

カテゴリ詐欺が目立つ原因は2つあると思う。

– 脚力構成比と参加人数が一致していない。
– カテゴリー参加基準が不明確。

いずれも運営側の工夫で、ある程度改善できるんじゃないかな。というわけでちょっと現状分析と提案。

まず、脚力構成比とカテゴリー参加人数が一致していない、について。
宮ケ瀬クリテリウムの参加者構成比をグラフ化するとこうなる。隣に比並べているのはZwiftの5分PWR構成比。
出典URL
http://twelve.rgr.jp/crossroad/2173-zwift-pwr.html

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(左)ZwiftPWR構成比 (右)宮ケ瀬クリテリウム参加人数

レースの強さはPWRだけで決まるものではないし、参加者がZwiftと同じようなパワー構成比を持ってるとは限らない。が、ピュアビギナーとビギナーが多く、スポーツとミディアムが少ないような印象を受ける。
コロナの緊急事態宣言発出以降、Zwiftをガンガンやる人が増え、直近では走力が全体的に上がっている。これに合わせてカテゴリ参加人数の見直しを掛けるべきかと。これがひとつ。

 

次に、カテゴリー参加基準が不明確、について。
リザルト分析してみた。各クラスの1位と完走者最下位の平均時速をプロット。

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各クラスの平均時速

ビギナー、スポーツ、ミディアムでは重複が目立つ。一つ目の参加人数の構成比と併せて考えると、本来ならスポーツやミディアム相当の脚力の人が、下のカテゴリに参加しているのが推測される。これ、参加基準があいまいなためだ。スポーツの基準が「平日もスポーツバイクに乗っている方」で、ミディアムのそれが「平日もトレーニングを行っている方」ってあるけどさ、これどう違うわけ???ここは参加基準を数値化して各クラスの切り分けを明確にしたい。これがふたつ。パワーメーターが普及しているのでライダーの多くは自分のPWRを把握していると思う。

 

以上2点を踏まえ、カテゴリ分けを提案するとこんな感じかな。

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・5分PWRに基づいた、数値化された参加基準を設ける。
・パワーメーター持ってない人への参考としてヤビツ峠タイムも参考にする。
・ピュアビギナーは未経験ライダーを対象とした、表彰を行わないエキシビションとする。
・ピュアビギナーとビギナーはクラス数を絞り、スポーツとミディアムのクラスを拡大する。
・トータルでの参加人数はほとんど変えない。
グラフにすると、だいぶんZwiftのパワー構成比に近づいている、かな。

あとは細かいことだけど、カテゴリ上位者には次回の上位カテゴリへ参加する際の割引クーポンを発行するとか、上位カテゴリほど表彰を豪華にするとか、とにかく上のカテゴリに参加したい!と思わせる工夫を施したらもっと良いかも。あと、毎回走力より下のカテゴリーで出てるライダーに「〇〇さん、『また』ビギナーに出るの?」程度の嫌味は言って欲しいw

以上が改善提案です。

次回のクリテにもまた出たいと思ってるので、運営のウォークライドさんには、引き続き楽しい&苦しいレース作りをしてほしいです。あ、オフロードですが赤城の4時間耐久に出る予定です。

以上、よろしくお願いいたします。

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