グラベルライドを中心に200㎞ほど乗ったので簡単にまとめておく
組付け
メーカーからマニュアルが提供されており、組付けは簡単
油圧コンポより断然楽なので、バラ完派にはうれしいと思う
インプレッション
メインで使ってるGRX600系との比較
レバー/ブラケット部のフィット感
長時間のライドでずっと体が触れるところなのでここ超大事
フィット感はGRXに肉薄している。長時間のライドでも手が痛くなったり、違和感覚えたりしない
また、しっかりグリップできるので、変速ミスなども起きにくい
GRXに肉薄していると書いたが、それでも差は厳然とあり、どちらが好みかと聞かれたらやはりGRXかなと思う。特にGRXレバーの表面処理!あの素手でもグローブでもぴったりと吸い付くような感触はSwordでは得られなかった
変速性能
パテント対策のためだと思うのだが、レバーは3つのパーツで構成
1.ブレーキレバー
2.シフトアップレバー
3.シフトダウンレバー
慣れないと、というかシマノに慣れているとついブレーキレバーを横に押してしまうw
1日乗っていると自然に慣れるけど。そして次にシマノに乗るとこんどはmicroSHIFTと同じ操作をしようとして違和感がw
肝心の変速性能はシマノ以下かな
GRXが100なら60くらい
特にシフトダウン時は顕著。レバーをシマノより大きく押し込まないと変速せず、かつ戻りが遅いため、素早い変速はできない。これが意外とストレス。シフトダウンは一度に3速できるのだが、かなりレバーを大きく奥まで押し込まなくてはならず、だいたい失敗して2速ダウンになる
シフトアップは普通です
10速ではやはり足りない
10速はギアのつながりが悪く不足に感じる 。11速と比べるからだとは思うが、変速の都度ケイデンスが大きく上がり下がりするので「おっと」となる。ただし、10速チェーンは耐久性は良いはずなのでここはトレードオフかも
ディレイラーの外観
ディレイラーはなんとなくSRAMのMTB系っぽい雰囲気。ちなみにプーリーはブッシュが入ってるタイプ
クラッチはずっとOFFで走ってたけど、ガレ場の下りも走ったがチェーントラブルはなかった
ブレーキレバー
ブレーキレバーは樹脂製で、これがかなり軽く仕上がっている要因のようだ。樹脂製だが剛性は十分で、握りこんでもたわんでいるような印象は無い
落車したけどスレただけで壊れなかったので、かなり強い素材なのかもしれない。ただし、溶剤や紫外線などで長期的にどのような影響が出るかは不明
絶対的な制動力は不足
キャリパーはGrowtac Equalと組み合わせたが、制動力がもうひとつ
斜度の緩いルートなら問題ないが、シングルトラックでは制動力不足が露呈した。ルートがハードになるほど油圧のメリットが大きくなる
あとは定期的にパッドクリアランス調整しないといけないのも面倒に感じるポイント
ドロッパーレバーは超便利
これがあると下りに入る瞬間にスパッとサドルが落とせて超便利
ドロハン用コンポでドロッパーシートポストを操作できるの、今はこのSwordとGRXしかない。Swordはこのレバーが1万円ちょっとなので、安価にドロッパーシートポストを操作するレバーが手に入るのはありがたい
ちなみに、ケーブルのタイコがレバー側に来るタイプのドロッパーシートポストじゃないと取り付けができないので注意したい。自分はKindshockのを組み合わせた
まとめ
ツーリングユースには良いグループセット
ツーリングならレースと違って変速回数にそこまでシビアじゃなくて良いし、紐引きブレーキは出先でのトラブルも少ない
今回自分はバラで買ったけど、そこまですることもないかな。完成車に付いててたら嬉しいコンポって感じ。今回買ったのは純然たる人柱ですw
正直GRX買う方が間違いなく幸せになれる
ていうかGRXってほんとすごいわ…
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