先日、29インチMTBのグラベルバイク化というのをアップした後に色々調べてたら、ちょうどMTBとグラベルバイクのミックスしたようなバイクが結構あることに気づいた
この辺はモンスターグラベルなどと呼ばれていたりする
Bikepacking.comではドロップバーマウンテンバイクと呼び、その定義として3つ上げている
- 最小タイヤサイズは29*2.1
- マウント用ダボ穴が豊富
- ドロップハンドル使用のオフロード設計
自分としては29*2.3のタイヤが履けることと、ドロップハンドル専用設計、の2つかなと思う。ドロップハンドル専用設計はもちろんのこと、MTBクロカン用の一般的なタイヤサイズが29*2.3くらいなので、クリアランスはこれくらいないとタイヤチョイスが結局グラベル用に偏ってしまう
具体的なモンスターグラベル
選定基準は、日本で代理店があるか、海外通販でも買いやすそうなやつか、すごく癖に刺さったやつか
CLAMPのGC
フレーム |
タンゲチャンピオンNO.1 |
BB |
68mm |
エンド |
12*100、12*142 |
タイヤサイズ |
29*2.25 |
ロードコンポを使って組めるのと、そこまで攻めたジオメトリーではないので、割とオールロード的な使い方も出来そう
野辺山グラベルチャレンジに置いてあったのだが、試乗しなかったのがいまさらながらに悔やまれる
Cotic Cascade
フレーム |
レイノルズ853 |
BB |
73mm |
エンド |
15*110、12*148 |
タイヤサイズ |
F29*2.6、R29*2.4 |
太タイヤにブースト規格、ロングリーチで寝気味のヘッドアングル、サスペンションコンパチなフォークなど、完全にMTB寄りのグラベルバイク。これ1台で日本のオフロードシーンの80%くらい網羅できそう
OTSO FENRIR
フレーム |
チタン/ステンレス |
BB |
73mm |
エンド |
15*110、12*148 |
タイヤサイズ |
29*2.3~2.6 |
Coticと同じような、ロングリーチでスラックなジオメトリー。かなりMTBライクな走りが出来そう。ドロップアウトが可変式で、タイヤサイズは最大で29*2.6
なかなか中二なネーミング(フェンリルは北欧神話に登場する狼の怪物)
Salsa Cutthroat
フレーム |
カーボン |
BB |
BB92 |
エンド |
15*110、12*148 |
タイヤサイズ |
29*2.4 |
カナダからメキシコ国境までのロッキー山脈を縦断するThe Tour Divideにインスパイアされたアドベンチャーバイク。タイヤ29*2.4を履きつつもチェンリングは最大で40tが使えるので、走破性・高速性能ともに非常に高そう
今年のUnbound Gravelでは泥詰まりが問題になったみたいなので、この辺の設計が次世代グラベルバイクに採用されるか?
なかなか中二なネーミングw(カットスロートは喉を掻き切る殺し屋の意)
Surly Grappler
フレーム |
スチール |
BB |
73mm |
エンド |
15*110、12*148 |
タイヤサイズ |
29*2.1 |
Dropbar Trail Bikeと呼称
Surlyってスペックだけ見ると全然大したことないんだけど、ファンがめちゃくちゃ多いのは気になる。どこに秘密があるのだろうか?一度乗ってみたい
TUMBLEWEED Stargazer
フレーム |
熱処理クロモリトリプル/クアッドバテッド |
BB |
73mm |
エンド |
15*110、12*148 |
タイヤサイズ |
29*2.6 |
きついスローピングでいかにもMTBの系譜といった佇まい
69°と寝たヘッドアングルに最大2.6幅のタイヤクリアランスなど、かなりワイルド寄り
中二なネーミングw(スターゲイザーは占星術師の意)
この辺のセンスって小学生用の筆箱とかトレーディングカードと同じ感覚だと思う…海外の人もあんまかわんないな
KONA SUTRA LTD
フレーム |
クロモリバテッド |
BB |
73mm |
エンド |
12*100、12*142 |
タイヤサイズ |
29*2.25 |
さすがKONA。オフロードカテゴリーはかなりニッチなところもだいたい揃えてる
ホイールベースも長めで、マウンテンバイクというよりツーリングバイクっぽいかな?
Bombtrack Beyond
フレーム |
4130クロモリダブルバテッド |
BB |
非公表(多分68mm) |
エンド |
15*100、12*142 |
タイヤサイズ |
29*2.1 |
標準的な規格を採用しているが29*2.1と比較的太目のタイヤが履ける
CLAMPもそうだが、スチール系フレームはフレーム材が細いのでクリアランスが確保しやすいのだろう
Ritchey ASCENT
フレーム |
リッチーロジックトリプルバテッド |
BB |
73mm |
エンド |
15*110、12*148 |
タイヤサイズ |
29*2.6 |
フラットバーでもドロップハンドルでも組めると言ってるが、フォークがリジッドだしどちらかと言えばグラベル寄り?
シートチューブが463mmとすごく長い。リッチーはリアセンターが長いデザインが好きだよね。どういう乗り心地なのか一度乗ってみたい
MASON Inserchof
フレーム |
デダチャイZERO |
BB |
73mm |
エンド |
15*110、12*148 |
タイヤサイズ |
29*2.4 |
パイプはデダチャイZERO!
ダウンチューブのベンド加工や、フロントフォークにある独自のラッキングマウントなど、独自性が高い。これはカッコイイ!
まとめ
現状シクロクロスバイクにグラベルタイヤを履かせた仕様で何も困っていないが、年々ライドがインフレーションし、シングルトラックなどを走ることが増えてきた。となるとこういう太いタイヤを履ける、グラベルバイクとMTBのミックスのようなバイクがカバーレンジが広くて使い勝手が良さそう。半面、走りが重くなって長距離は苦手そうだし、輪行もあんまり向いてなさそう。ただ、このキメラっぽさは自分の癖に刺さるのでぜひ一度試してみたい
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