グラベルライダー向けマウンテンバイクの始めかた

自分主催のグラベルライドをたまにやっているのだが、何人かのグラベル乗りから「マウンテンバイクも乗ってみたい」という声を聞いた。ガレた林道をもっと楽しく走りたい!それならMTBかな、と興味を持ったが、試乗する機会も少ないし乗る場所もわからないという話だ。どうやってはじめたら良いのかわからないというのはわかる…マイナースポーツの悲運

もしかすると、マウンテンバイクに興味を持ったグラベルライダーって割といるのか?そういった人むけに、「MTBのはじめかた」というエントリーを書くことにした。参考になれば幸い。

 

とりあえずお試しで乗ってみよう

いきなりMTBを買うのはハードルが高い。まずはお試しするのが良いと思う。MTBをレンタルして、初級のレッスンを受けてみる、というのを勧めたい。首都圏にはそういったMTBパークがいくつかある。個人的にはこの3つが良いと思う。
小田原のフォレストバイク
稲城のスマイルバイクパーク
土浦のかすみがうらドッグ&MTBパーク
いずれもコースが多彩でインストラクションがしっかりしており、MTBを初めて体験するのにぴったり。何よりこの3つは走って楽しい(←大事)

コスト的にはレンタル+レッスンフィーで数千円~。高い?スキーやスノボに比べたら安いと思うよ

どんなカテゴリーがあるのか

とりあえず乗ってみてその楽しさに気づけば、次はバイク選び。しかし、MTBは細分化がかなり進んでいるので、選ぶのにかなり目移りすると思う。

その細分化されたMTBをすごく雑に分類すると下図のようになる。

すごく雑なMTBの分類

グラベルバイクは遠くまで走れるが、悪路走破性に欠ける。サスペンションが付くMTBは悪路走破性が高く、かつサスペンションストロークが長いほどその性能が上がるが遠くまでは行けない。雑だけどそういう理解でまずは大丈夫

なので、この「悪路走破性(コントロールする楽しさ)」と、「より遠くへ行きたい」の間のどの辺をやりたいかでバイク選びの方向性が固まってくる。

個人的には後ろにサスの無いハードテールよりも、フルサスペンションタイプを推す。そもそもグラベルバイクでちょっとしたオフロードが走れるわけで、ハードテールだとジャンルカブりしちゃう。フルサスの中でも比較的軽量な「ダウンカントリー」と呼ばれるものか、それより一段走破性が高い「オールマウンテン/トレイル」と呼ばれるバイクあたりが良いかも(詳しくはショップで訊いてみて)

電動アシストのマウンテンバイク(e-MTB)も予算が許せば選択肢に入るだろう。e-MTBは悪路走破性と続航距離を両立するチートアイテムなんで、距離乗りたいのか悪路を走りたいのか分からなくても問題無い。

ちなみに、MTBって結構高額な買い物なんだけど、買ったMTBに100%満足することは無い…。前述の通り細分化が進んでいることに加え、初心者のうちは自分が何をやりたいかをきちんと把握することが難しいため、買ってから「やっぱりフルサスの方が良かった」「もっと軽いやつにすれば良かった」などとなりがち。これはMTB乗りほぼ全員そうなので諦めてください()

マウンテンバイク購入するなら

実際にマウンテンバイクを買うとなったら…
MTBに強い専門店へ行きましょう!サスペンションセッティングなど、メカニックのノウハウや、トレイル情報が豊富なMTBに強い店が良い。ちなみに自分は専門店で買ったことが無く、かなり特殊なケースだと思う。

↓は自分のMTB仲間にヒアリングした、レースで良く見かけるプロショップたち
例)
藤沢のマーシュ
和光、秩父のAST
野田の輪工房
横須賀の影山輪業
杉並のマシューサイクル
筑波のフォルツァ
松戸の玄武
横浜のマイクス
飯能の3up
西多摩のナカザワジム
スペシャライド直営店各店

トレイルデビューするなら

無事購入したらあとはトレイルを走るだけ!難易度がほどほどな、デビュー向けトレイルならこの辺。走ったことがある人が一緒だとさらに楽しめるかも
オルタナティブバイシクルズ北澤さんが主催のライド
茨城ふるさとの森マウンテンバイクコース
神奈川まちさがサイクリング(MTBツーリングの会)
もちろん他にも走るところはたくさんあるけど、自分はローカルライダーではないので紹介自粛。まぁ乗ってるうちにその辺はだんだん分かってくるはず

こんな感じかな。では良いMTBライフを!

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