ここのブログで紹介されていて、かなり気になった映画「The Game Changers」
bikenewsmag.com
菜食主義がアスリートのパフォーマンスにプラスの効果があるよってドキュメンタリーみたい。Itunesで配信されていたので早速レンタルして見てみた。
…うーん。少数事例を大きく取り上げて、ヴィーガンになればスポーツパフォーマンスが大きく向上するかのようなストーリーの持っていき方だなぁ。エビデンスもかなり突っ込みどころが多い。
んで見つけたこちらのページ
perfectketo.com
ここで映画のファクトチェックがされている。
内容の抜粋
・エグゼクティブプロデューサーのジェームスキャメロン夫妻は植物性タンパク質加工企業の創設者。つまり利害関係者である。
・「The Game Changers」では”ヴィーガン食”と”ジャンクフード”の対立に焦点が置かれている。この比較だけでヴィーガン食の優位性を示すことはできない。
・考古学的に見ても身体構造上も人間は雑食である。ヴィーガンではない。
・PDCAAS(タンパク質消化率補正アミノ酸スコア)などを考慮すると、動物性タンパク質と同程度のタンパク質量をヴィーガン食から摂るのは容易ではない。
・動物食と心臓病などの各種疾病の関連性が映画内で述べられているが、反証含め議論の余地が多い。
・ヴィーガンはテストステロン値が高いということは事実だが、これはSHBG(性ホルモン結合グロブリン)の上昇も伴っており、実際はヴィーガンと非ヴィーガンの”使用可能な”テストステロン値は変わらない。
このファクトチェック記事は「perfect keto」ってケトン食を推進するウェブサイトに掲載されているから、この記事自体にもバイアスは掛かってると思う。思うけど、「The game changers」の方がうさんくさい理論的じゃない。結局、「The Game Changers」って映画から受け取るメッセージではっきり認められるのは”ジャンクフードは悪”ってことくらいか。
簡単に言えば「The Game Changers」はジェームスキャメロン夫妻らによるプロパガンダ映画なんだ。ヴィーガンが増えると彼らが儲かる、あるいは社会的な発言力が増す、と。ある意味evilな映画なんじゃないですかね。
なるほど、と思う要素もあったけど、ことスポーツパフォーマンスに関する限り、雑食(非ヴィーガン的食生活)の方がメリットが大きいように感じるな。自分は今後もお肉ばっちり食べるぜw
たまのジャンクフードだって悪くないよw
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