【2020年9月11日】追記
「ケーブル内装方式はどれが正解なのか」という別記事を書きました。ケーブル内装を類型化しそれぞれの特徴を記載しています。正直、このエントリーではなくて、こっち(「ケーブル内装方式はどれが正解なのか」)の記事を読んでいただいた方が分かりやすいと思います。
【2020年6月25日】追記
増補改訂版をアップロードしました。
・新しいメーカーを追加
・間違っていた箇所の訂正
・ユーザーマニュアルが提供されている場合はリンクを挿入
最近のハイエンドロードバイクはインテグレーション化が進んでる
「ハンドルステム一体化」と「ケーブル完全内装」だ。要は Venge とか Madone とかね。
色々調べてたら、この「ケーブル完全内装」、ヘッドに通すところの規格がメーカーごとにバラバラ。気になったので調べてまとめてみた。ちょいちょいポジションを見直することがあるので、メンテナンス性や拡張性に難がある規格は避けておきたいというのが正直なところ。買い換えるときにはもちろんサイズをしっかり合わせるだろうけど、やはり微調整できる余地は欲しい。
せっかくなのでパワポ形式でどうぞ。
いやーそれにしても規格乱立しすぎ。三国志かな?
あと声を大にして言いたい。「Cerveloのデザイナーは変態(誉め言葉)」
調べてて気づいたのは、ケーブルガイドなんかが入ることで、ジオメトリ表に載ってるスタック長が実際より大きくなるケースが結構ある。落差出したい人はここ要確認かも。個人的には「ホリゾンタル換算トップチューブ長」と同じように「実効スタック長(スタック長+ヘッドパーツ+ケーブルガイド)」で表記してほしいかな。
2020ツアーダウンアンダーのバイク写真を見てたらキャノンデールは汎用のステム/ハンドルが使えるのね。今ならこういう汎用品が使えるようになってるのは安心する。というかみんなこの規格に集約しろ!キャノンデールはパテントを開放だ!←絶対なさそうw
【追記】SpeciarizedのVengeはケーブルがステム内を通らずサイズ変更が容易、ヘッドセットをオプション品に交換するとノーマルのステムが使えるとめっちゃ考えられた作り。現時点ではキャノンデールよりVengeシステムが優れている気がしてきた。。。
キャニオン、メリダあたりはヘッドへのケーブル完全内装はやってない。要はデメリットが多いとの判断なんでしょう。キャニオンに至っては一体型ハンドルの中を通さず、裏に溝を切ってそこにケーブルを通して上から蓋をしている。おかげでコックピット周りのメンテナンス性が異常に良い。
【現時点での結論】
メカを自分でやることが多いアマチュアには不要
キャノンデール方式は空力と作業性を両立してて割と良い(Vengeはもっと良い)
そのうちもっと洗練されたやり方が出てくるんじゃないかな
数年くらいかけてBBやフリーのようにいくつかの規格に収束するのか、ディレイラーハンガーのようにメーカーごとに異なる形に発散するのか、ちょっとまだ読めない感じだなぁ。
2020/07/28 追記
Orbea Orca 2021はFlandriaなどが採用しているものと類似のシステムに見える。そのうち反映させる。
2020/07/31 追記
Speciarized Tarmac SL7はVengeと同じシステムっぽい。
Merida React 2021 はFSA ACRシステムを採用。
2020/08/17
Canyon Aeroad 2021はフル内装の模様。
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