噂のバイクロア初参加!稲城クロスと日程が重なっていたのだが、稲城はCM1(MM1)の設定がないためバイクロアにしてみた。自分には無縁のイベントだと思ってたんだけど、想像以上に懐深くて面白かった
日時
20221203㈯-04㈰
天候
両日ともに晴れ、最低気温2度、最高気温15度くらい
アクセス
埼玉県秋ヶ瀬公園内特設コース
秋ヶ瀬ってどこやねん?志木とか朝霞あたりで埼玉でもかなり都市部寄りでした。アクセスは非常に良く横浜から1時間半くらい
メンバーとバイク
Canyon Inflite SL
FUJI Jari Carbon
TREK Checkpoint
Canyon Grail×2
エントリーはしてないが、これとは別に数名、5G!の方が顔を見せにきてくれた
今年はじめは10人ほどだった5G!の活動も今や30名を超える。別に数が多いから偉いわけでもないがうれしい話
タイムライン
DAY1
13:00 現地着。設営やらブース見学やら
17:00 サンセットレース参加
19:00 ARAKAWA12スタート
25:00 就寝
DAY2
05:00 起床
07:00 ARAKAWA12ゴール
片付けしたりブース冷やかしたり
11:30 銭湯で汗流す
12:30 東京サンエスベース訪問
15:00 オウルクラススタート
15:30 オウルクラスゴール
16:00 解散
ウエア
いつもの通り全身SPEXCEL。特に問題無し
今回はグローブにデックスシェルの防水グローブを導入してみた。一桁気温だったがなかなかの保温力を見せてくれ、悪くない印象
レース
初日夕方に行われたサンセットレースに出場
バイクは普通にライト付けたらむしろ少数派で、みんなデコトラの如きギラギラで草www
レース自体は試走もしないぶっつけ本番でなんとか3位入賞!
賞品はBICYCLE COFFEEのビーニーとステムのトップキャップ。あざす!
コースはシクロクロスコースとしては比較的イージー。子供も楽しめるんじゃないかな?曲率の高いコーナーは少ないが代わりに始終踏み踏みの、ダートタイムトライアルでまぁまぁタフ。ただ夜は夜露でハーフウェットとなり皆かなり苦労した模様。
キャンプ
ARAKAWA12に申し込むと、その日だけ秋ヶ瀬公園でキャンプを張れる。自分は走る気は全くなかったのだが、キャンプしたくてエントリー。キャンプ大正解!ビール、肉、焚き火、ダベり…最高。なお、人数によって割り当て面積が変わり、4人以上参加だと5m×5mの超でっかいスペースを確保できる(めちゃ余ったw)
ギアは中華系でひと揃え。中華テント、中華マット、中華シュラフ、中華チェア。夜中は2℃くらいまで下がり、朝起きたら霜が降りていたが特に問題無し。どれもそこそこ軽めのものなのでやろうと思えばバイクパッキングも出来そう。ただ、シュラフだけはガチメーカーの軽量でFPが大きなのが必要ぽい。中華シュラフはあったかいのは良いがダウンが1500g入っててコンパクトにならず運べない。良いとこのダウンシュラフは1kgアンダーでコンパクトになるので文句ないのだが5万以上するからなぁ…
焚き火をやるたびに思うのはモーラナイフの優秀さ。良く切れてぶっ叩いても刃こぼれせずそして安い。これとオピネル1本づつ持ってたらだいたいなんでも出来る
ちなみにチームメイトが自走で参加。パッキング装備重量8kg!UL装備満載で参考になった。この界隈の沼も深そう…
バイクロアってどうなの?
唯一無二。今まで参加してなかったことを後悔した
具体的にいくつか上げるとこんな感じ
オフロードバイクイベントとして日本最大級
参加者も多くみんな拘りが強い。見たこと無いようなレアなバイクがそこら中に置いてある
ブースも沢山出てるし、マニアックな物品はしこたま見れる
間違いなくオフロードバイク関係のイベントとしては日本でも指折りの規模だろう
地味に飲食のブースが多くてしかもどれも美味い。クラフトビールの出店が多かったので、来年はグロウラーを持ち込んで夜に飲みたい🍻
レースを沢山走れる
シクロクロスレースと違って参加条件が緩いのでとにかく沢山走れる
シクロクロスで良く見かける人と話したら「僕今日だけで4本出ますよ」。マ?
4本は出すぎかもしれないが、お腹いっぱい走れることは間違いない
「ブルーラグ系ライダーがおしゃれしてのんびり走るんでしょ?」みたいな偏見を持っていたのだが、実はガチライダーも結構いて、しかもそういった別々のカルチャーを背景に持ったライダー達が仲良く走っててかなり意外な印象
きちんとした分析と改善
会場にアンケートする人がいて、参加者に聞き込みを行っていた。どこから、どのくらいの人数で来ているのか、どのくらいのお金を使っているのか等を聞いているようだった
陽キャのイベントであることは間違いないが、ノリでやってるわけではなく、マーケティングもしっかりと考えている。今回で12回目らしいが回を重ねるごとにブラッシュアップが行われているんだろう
大人扱いしてくれる
これは、上手く伝えられる自信がないのだが…
コースに立ってるオフィシャルは最小限
ツリーハウスにゲート、柵無し
キャンプ中の見回り無し
試走はゼッケン付けないで走れる
(当然)車検も無し
圧倒的に自由。「なんかあっても自己責任」というのが初参加の人間でもすぐわかる。割けるリソースに限りがあるのは当然として、運営が参加者を大人扱いしてるなと感じた。大きな事故など無いのは常連ライダーが多いというのもあろうし、かなり狭い範囲のライダーが参加しているようなので、トラブルを起こせば次から参加しにくくなるだろうし、というのもあるのにせよ、それでも素晴らしい。まぁとにかくこの自由さ、最高でした
祝祭的雰囲気
これまた参加したこと無い人に上手く伝えられる自信なし…
バイクロアって「お祭り」なんだよね、自転車乗りの祝祭。無意識なのか、意識的なのかは分からないが、イベント全体を通じてその祝祭的雰囲気が演出され、参加者全員がそのファンタジーを共有するような構造になっている
例えば、アイコニックなモニュメント(気球、真っ白な巨大テント、フライオーバー)、異形のものの存在/マレビト(オウルクラス)、深夜に行われる行きて帰りし物語(ミッドナイトグラベル)のように、祭事として民俗学的な解釈も可能なところが多々見られた
もちろん人が集まるすべてのイベントには祝祭的傾向があるのだが、バイクロアはとりわけその色が強い。中の人へのインタビューを見ると、「バイクロアはお祭り」と明言しており、こういったところがユニークなポジションを得ている要因なのだろう(下の動画はかなり面白いので、長いが最後まで見ることをお勧めしたい)
動画
来年に向けて
楽しいのは楽しかったのだが、骨の髄まで味わえなかったな、もったいないな、と感じた
来年は…まずは初日の朝から参加する。1日目にたくさんレース出て、2日目はのんびり、が良い。あとはなるべく大人数で参加したい。中華料理とバイクロアは大人数のほうが良いと孔子も言ってる。あと、来年はデカいテントとタープでキャビンを確保して、自走組みのために椅子も用意し、ほっと一息スペースを作ろう
来年はもっと楽しみたい!
閑話
自分と同じFM936に乗ってる方が!!!!たぶん日本には自分含めて2台しかいないであろうレアバイク。乗ってるトレイルも被っていたので近々ご一緒させてもらえたらと考えている
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