8月1日(土)、2日(日)
天候は両日とも晴れ、気温30度前後、湿度低め。
梅雨明けの土日、長野のとあるトレイルに行ってきた。控えめに言って最高の、極上トレイル体験だった。場所は書こうか書くまいか悩んだが書かないことにした。調べればすぐに情報が出てくるので気になる方はぜひ。
トレイルのここが凄い!
①町の公認トレイル!
なんとここは町の公認するMTBトレイル!日本で唯一なんではないだろうか?観光課でマップが配布されておりそれがあればほとんど迷わない。トレイルの要所要所には看板も立っていて、かなりフレンドリー。
②ルートセットの難易度が絶妙!
初心者でもなんとかこなすことができるくらいだが、エキスパートライダーが走ってもけっして退屈しない絶妙な難易度設定。それと7つあるルート全てに明確な個性がある。1本終わるたびに、次はどんなコースなのかとワクワクし通しだった。トレイルビルダーの「こう走って欲しい!」という意図が明確でほんとうに楽しい。
③長野というロケーション!
トレイルのロケーションが素晴らしい。関東人からすると真夏でも走れるくらいの気候に安曇野の美しい風景。さらに美味い飯(というかもう空気からして美味い)。最高。観光地ということもあり、自動車がすぐに道を譲ってくれるし抜き方も大きく距離を開けてくれる。サイクルツーリズムに対する地元の理解があるんだろうな~。
なんだこれ?これが無料!Awsome!Incredible!Unbelievable!過去走ったどのトレイルよりも楽しい。楽しさは山伏トレイルと同じくらいだが、自分たちで疲れるまで走れるので満足度高い。山伏は距離的にちょっと食い足りないなぁと思ったので、そういうライダーは大満足だろう。
無料は大変うれしいのだけど、個人的には寄付(カンパ)を受け付ける窓口があったら良いなと思った。無料でも走れる、寄付をすればそれはそれでトレイルのメンテナンスが捗って次もっと楽しめる、そういう仕組み。個人的には倒木除去に使うチェーンソーのガソリン代くらいは出したいなぁと。
ここのトレイル、シャトルアップ(車でコースの入り口までバイクを運ぶこと)禁止を謳っている。トレイル保全のため走り過ぎを抑制する目的とのこと。つまり基本は自力で上がらなくてはならない。2日あれば7ルート全部+おかわりまで行けるだろう、まぁまぁ大変だけど。日帰りではもったいない。飯や安曇野の自然や仲間との語らいも込みでこそのトレイルツアーのだいご味。
機材について
機材的にはピュアXCはきつい。同行したチームメイトがカリカリのXC仕様にしていて下りセクションでかなり苦労していた。ここはやはりダウンカントリー系(ショートストロークフルサス、29er、ドロッパーシートポスト、ちょっと太目のタイヤ、ショートステム/ワイドバー)が良いと思う。登りはのんびりで良いならオールマウンテン系でもありかな。
自分はいつものCarbonda Fm936。相変わらず良い仕事をしてくれた。2日目ちょっとキシキシ異音がしだしたが、家で注油したら収まった。そのうちリンク周りはバラしてOHしないといけないかも?
このトレイルライドが2020年最高のバイク体験だったと断言できる。例年夏場はロードレースがメインでトレイル遊びはやらないのだが、今年はレースがあらかた中止/延期だったのでこういう企画が出来た。また行きたい!というか絶対行く!次は落ち葉の季節だな!
【以下備忘録】
コースの詳細もちょっと載ってるので、ネタバレ好きじゃない人は読まない方が良いかも。
8月1日(土)
3時半横浜発、8時道の駅着
9時スタート。10時頃まで河川敷のパンプトラック(ここも無料)で練習。下り基調で非常に楽しい。ちょっとしたトライアル練習場っぽい箇所もある。その後トレイル①から順番に回ることにした。
①RL
尾根沿いルート。伐採作業でルートが一部途切れててしばらく迷う。開放感ありつつもダウンヒルの難易度は高め。いきなり谷渡りがあって全員のテンションが上がる。根っこがほとんど無いトレイルで快感。難易度★★★
②TR
練られたフロートレイル。斜面を利用した大きなバームや、プッシュを乗せられる細かなギャップがあって最高に楽しい。後半はロングの林道登りでなかなか辛い。チームメイトがMTBデビューしたのだが、ここのルートは相当気に入ったようだ。難易度★
③DI
下りオンリーのダウンヒルトレイル。本日最高テンション。ドロップオフ連発で斜度もそこそこ急でジェットコースター気分。②のゴールと③のスタートがつながってて非常に回りやすい。ここのスタート地点で会った隣町のローカルライダーとちょっと話す。こういう公開されてるトレイルは非常に珍しいとか。それから岩岳もリニューアルして非常に面白くなったとのこと。チームメイトがここで前転してGarminを落とし、拾いに行くため都合2回走った。難易度★★★★
④IS
典型的なXCコース。登りが長くて脚に来る。1日の最後にこれはなかなかキツかった。難易度★★★
この日はトータル30㎞、1200mUPくらい?
昼食は蕎麦「鬼無里」。つゆが醤油感が強くて田舎風。美味し。
宿は村営「やまなみ荘」@11500円(1泊2食付き)
おそらく我々の貸し切り。ご飯も非常に豪華。良い。このタイミングだが快く受け入れてくれて感謝しかない。バイクを渡り廊下に置かせてもらうなど、とても親切にしてくれた。
なお、Gotoに関しては宿で申請書類をもらって事後申請という形。
goo.gl
8月2日(日)
7時朝食。8時宿出発。
⑤LS
楽しいトレイルだったと記憶しているが、次に走った⑥の印象が強烈すぎてあんまり覚えてない。難易度★★
⑥C8
ダウンヒルがかなり楽しそうなトレイルだが、倒木が多く、走っている人がほとんどいない。そのため下草がぼうぼうで帰りのルートが分からず遭難しかける。登りもかなりきつく常にウェット気味で、乗車率100%は相当のレベルじゃないと厳しそう。難易度★★★★★
⑦
ここでかなり時間を相当食ってしまい⑦へは行けずじまい。
この日は宿からトレイルヘッドへの自走も含めて20㎞800m程度。2日合計で50㎞2000mUPくらい?
昼食はあずみ野池田クラフトパーク内の食堂。ボリュームあって美味し。窓際の席は安曇野の山々が一望できる。
goo.gl
12時道の駅へ帰着。洗車・積み込み等を行って帰る準備。14時宿に戻って風呂を借りる。帰路の高速は渋滞も比較的少なく割とスムーズ。20時ごろ横浜帰着。
【新型コロナリスクについて】
新型コロナウイルスの感染が再拡大している時期(7月31日の東京都内の新規感染者数は463人)に長野に行くことについてはどうなの?と思ったのだが誘惑に勝てず感染対策を行った上で実施することにした。ここのリスクをどこまで受け入れるかというのは相当難しい…。経済を回しつつ感染拡大を防ぐということになると、「特定少人数」「屋外活動メイン」「車での移動」「遠征先での酒を伴う外食禁止」といったところが今考えている落としどころかなぁ
【11月に再訪しました】
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