新しく組んだグラベルバイクにはIRC BOKEN PLUSを取り付けた。
舗装路でスムーズに走行できるセンタースリック設計
サイドカットに強い補強されたサイドウォール
購入
ブランド | IRC |
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名称 | BOKEN PLUS |
サイズ | 700×38C |
価格 | 5280円(税込) |
購入 | Amazon |
700Cのグラベルタイヤで実売5000円前後は破格なんではないだろうか。
以前はこのBOKEN PLUS、650Bサイズしか展開しておらず、購入候補から外れていたのだが、新製品で700Cが出たのでこれは!と試すことにした。
700Cは32、38、42の3種類あって、今回は38にしてみた。
定番のパナレーサーはビードが上がらず苦労したので今回は見送り…
重量
カタログ重量は545g
実測重量は、563g(+3%)と573(+5%)g
ライバルはパナレーサーのグラベルキングSK 38Cあたりだと思う。あっちが重量430gなのでかなり重いなという印象。ひと昔前のMTBタイヤだ。
パターン
センターが完全なフラット、その両サイドに杉目状のパターン、さらにその外側に背の低いノブが密に並んでいる。舗装路は真ん中付近を使って転がり抵抗低く、グラベルは外側のノブを使ってグリップさせる、といういいとこ取りのタイヤに見える。
ちなみにカラーはブラックのみ。海外で出しているRustという赤系サイドのタイヤを国内展開でもぜひ!お願いします!
取付
◎。DTスイスのホイールに取付。タンク利用で簡単に上がった。
気密性も高く、翌日以降もエア漏れなし。これはMTBに着けてるTANKENも同じで、IRCは全体的に気密性高いと思う。
インプレッション
クロモリグラベルバイクのBasso Terra、シクロクロスのキャニオンインフライトに取り付けて乗ってみた。距離で200㎞くらいは乗ったか?
直近だとグラベルライドではシクロクロスタイヤのシュワルベ X-ONE SPEEDが多かったので、フィーリングはそれとの比較。
ちなみにBassoに取り付けたときは結構もっさりしているなと感じたのだが、インフライトに着けたらガラッと印象良くなった。下記はどちらかというとインフライトに着けたときのインプレッションが多め。
舗装の平坦
◎。これはかなりロードタイヤに近い印象でシクロクロスタイヤより走る。タイヤセンターがロードと同じパターンのためか、ブロック系タイヤより減速しにくい印象。ロードノイズも少なく、高速時には「シュルルル…」という独特の音が出る。ロードバイクと一緒に巡行するのはちょっときついかな?
舗装の登り
〇。これは普通かな。タイヤ自体が重いのもあり、急斜面はブレーキが掛るような感覚。ヒルクライムを楽しむタイヤではないな。転がり抵抗は比較的低く感じるので淡々と走ってこなす感じ。
グラベル
◎。あまりガレたところには入ってないのだが、パターンから想像したより安心して走れる。トルクを掛けても滑ったりせず、コーナーでも後輪が逃げたりしない。パターンというよりも太さでカバーしているのかも。シクロクロスタイヤだと全体的に薄く作ってあることもあり、低圧にするとすぐリム打ちするので結構気を使うのだが、これはそういう不安感がない。
上手く言えないが、マウンテンバイクのタイヤにロードバイクのパターンを乗せたような印象。タイヤ自体の剛性が高く、低圧でもタイヤがよれたりしない。逆に言うと「タイヤを潰してグリップさせる」タイプではない。
空気圧
ライダーは177㎝、70kg。2~3気圧の間で何回か走った。舗装3BAR、グラベル2BARといったところかな?最終的に面倒になって2.5BARで全部こなした。
耐久性
?。自分は距離を乗らないので耐久性は分からない。
まとめ
◎。推せる一本。パターン通り、舗装は軽くグラベルはしっかり走る。シクロクロス系タイヤと違ってガレ場で安定しておりかなり安心感ある。
【閑話】
タイヤやバーテープなどの消耗品類、気分も上がるし割とバンバン替えたい派なのだが、普段はインドアトレーニング主体だから全然ダメにならない。消耗品を替えたくてわざわざ外に出て走ろうか、まであるw
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