ずっと使っていたBOKEN Plusがパンクしたので買い替えた
やや太めで強度のあるケーシング、スムーズで安心感のある走りをもたらすトレッド設計。景色や仲間との時間を楽しむ、冒険的グラベルライドの頼もしいパートナーだ。
IRCのBOKENシリーズは、ノーマルモデルのBOKEN、ノーマルに耐パンク性能をアップさせたMARBELLA、ガレ場にも対応したBOKEN DOUBLECROSS、舗装重視のBOKEN PLUS、マッド路面向けのBOKEN SLOPCHOPの5モデル展開。
購入
メーカー |
IRC |
品名 |
BOKEN |
サイズ |
40C |
購入 |
アマゾン |
価格 |
4731円(税込) |
重量 |
505g(公称) |
昨今の原料高のご時世に5,000円アンダーで買えるのは超ありがたい
実測は計ってないが、IRCだしカタログから大きく外れてはないだろう。そもそも重量の数gに拘るジャンルではないしね。
カラーはブラック。個人的には海外で流通しているサイドが赤いRustカラーを出して欲しい。出たら買う!絶対買うからお願います!
取付
取付はタイヤレバー使用。硬くもなくガバガバでもなく、ちょうど良い塩梅(?)
ビードは空気入れだけで問題無く上がった。ライバルのパナレーサーGKシリーズはここが超ガバガバなので、個人的にはIRCのこの感じとても好き。
ビード上げ翌日以降のエア漏れも無し。これはスポークホールレス構造のリムを使用しているのも関係しているが、それでも優秀な方だと思う。タイヤ表面からシーラントが滲んでくることもなく、タイヤ全体の気密性が良いと感じる
サイズ
幅は実測で43.1mm(内幅25mmのフックレスリムに取付)
PLUSの38Cは、同条件で41.9mmなので、ノーマルBOKENが1.2mmほど太い。
実測値は1mmちょっとしか違わないが、見た目はノーマルBOKENの方がかなり太く感じる。サイドノブが大きく、横に張り出しているためだろう。このサイドノブの分だけ路面とのコンタクト面積も広いと思われる
フレームとのクリアランス
シクロクロスバイクのCanyon Infliteのフロントに取り付けたところクリアランスは問題無し。後ろは試してないが、たぶん大丈夫そう
インプレッション
奥鬼怒グラベルライド、野辺山グラベルチャレンジなどに投入
前後BOKEN PLUSから、前のみをノーマルBOKENに変更してのインプレッションとなる
今まで使っていたBOKEN PLUSと同シリーズだけあって走行感は非常に似ている。細めのマウンテンバイクタイヤにグラベルパターンを貼り付けたような、タイヤ剛性がしっかりした乗り心地。重量はライバルのグラベルキングよりも重いが、安心感はこちらが上
BOKEN PLUSだと、細かな砂利が浮くルーズな路面で滑りやすかったが、さすがにこっちはしっかりグリップする。PLUSの軽快さを感じさせながらも、悪路走破性はひとつレベルが上。野辺山グラベルチャレンジはかなりガレた激下りがあったが、その辺で飛ばしても不安はなし
なお、空気圧は2.5BARで舗装/グラベル全てをカバーする運用(体重67kg)にしているが、グラベルだけならもう少し下げ、2.0BAR前後が気持ちよく走れる
耐久性
未知数
まとめ
価格、グリップ、入手性の良さ、品質など全体的に高バランス。シクロクロスバイクに取り付けられる幅なのもありがたい。後ろにPLUS、前にノーマルBOKENの組み合わせだと漕ぎの軽さとグリップの良さの両立が出来て、広いレンジのグラベルをカバーできそうだ
【閑話】
IRCの製品、すごく好きなのだがライバルパナレーサーに大きく水を開けられている(セールスは見えないけどだいぶん差があるよね?)IRCはプロモーションが下手くそ過ぎるんだよ…モノはすごく良いのでもう少しなんとかならんのか。インスタとツイッターのフォロワー数が合わせてたった2000人!一方のパナレーサーは2つ合わせて1万5000人オーバー。IRCはきっと個人アカウントなんだな()
もちろん問題はプロモーションだけじゃないだろう。パナレーサーは定期的にグラベルキングの限定色を発売してるけど、当然こういう小ロット生産に対応するための設備、生産技術、生産管理、流通管理、プロモーションに至るビジネスの流れをきちんと最適化させていると思われる。対してIRCは良くも悪くも小回りが利かないのかな。
ブリジストンアンカーとかもそうだけど、要は真面目過ぎて面白いことが出来ない現場なんですかね~
しつこいようですが、IRCさんRustカラーをぜひにおなしゃす!
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