先日書いた、死ぬほどカッコいいFlandria Champion Disc、ベースバイク(多分)を発見。
SUPERROAD社(いわゆる中華カーボンメーカー)のR06
www.superroadbikes.com
画像比較
SUPERROAD R06
はいはい完全に一致完全に一致
しかし、よく見るとこいつなかなか個性的なフレームワーク
BMCのようなホリゾンタルトップチューブ、Thompsonのようなスパッと平面なダウンチューブ下面、リドレーのような極細シートステイ、ピナレロのONDAっぽいフォーク、キャノンデール式のケーブル内装システムケーブル通しはどちらかというとVengeタイプ。まるでキメラ!
でもバランスは破綻してない。これ、デザイナーさん良い仕事してますわ。どこが設計したんだろう?NS BikesのときみたいにFlandriaが関わってるのかな?
SUPERROADのサイトには、”CX”と書いてあるのでシクロクロス用ってことなんだろうか?
例によってジオメトリー比較表を作成。
リドレーヘリウム(ロード)
リドレーX-bow(シクロクロス)
バイクX-Night(シクロクロス)
ジオメトリ比較表
お!FlandriaはX-Night SL Discのサイズ50とほぼ同じだ。やっぱCX車なのか?でもCXにしてはエアロシートチューブとか採用してるし、あまり担ぎを意識してるフレーム形状でもない。。。しかもこんなきれいな塗装でシクロクロスはとても無理!
CXのジオメトリにロードの装いなんで、車でいうSUVみたいなコンセプトなのかもしれない。
塗装やヘッドバッジが凝ってるのでFlandriaが未フィニッシュのUDフレームを購入して、会社のあるイギリスで塗装しているんでしょう。
裸のカーボンフレームが5万円ほどと仮定して、Champion Discのフレームセット価格が16万円くらい。Flandriaの取り分はざっくり11万円。性能にまったく直結しない11万円だけど、個人的には許容できる額かな。伝統、塗装の美しさ、クラフトマンシップ…そこにはイストワールがあると思う←イストワール言いたいだけやんw
MTBやシクロクロスは消耗品だけど(つまりなんでも良い)、ロードはブランドものが欲しいんだよなぁ
こうやってベースバイクを探して載せるのって露悪的かなって思わないでもないですが、Flandriaのビジネスモデルを否定しているわけではないです一応。買うなら絶対Flandria!(まぁこれでフレーム価格が35万とかだったら自分で塗装できるところ探してやると思うけど)
カーボンフレームの製造は中国に任せ、デザインや塗装、老舗ブランドイメージみたいな中国がキャッチアップ出来てないところで勝負するってのはヨーロッパメーカーの生き残り戦略のひとつなのかなって思う。
【閑話】
Flandriaの1台平均売上を20万円、年間販売台数を500台と仮定。
20×500=年商1億円
粗利率30%とすると粗利額約3,000万円
住所はイギリスプレストン。ちょっと調べてみた。
goo.gl
けけけけけ、結構小さい会社だぞこれ(汗)。社長、設計、セールス、経理、良いとこ4~5人程度の規模感。やばいコロナショックで潰れてしまうんじゃ…買い支えないと(使命感)。
今買っておいた方が良さそうな気がしてきた(言い訳)。しかし、イギリスポンドが乱高下してていつ買うべきか悩む。。。
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