Cinelli Pressureは100%チネリデザインです、というエントリーを上げました。こちらもご覧ください。
先日上げたエントリーで、Cinelliの新作Pressureについてこんな風に書いてたんだけど
ロードは…分からんな。Cinelliの過去のデザインからかなり離れてる(カーボンフレームはスローピングが多い)し、Atom6はかなり企業規模が小さそうだし。デザイン的には自分の持ってるICANと雰囲気が似てるんだよなぁ。どこかは分かんないけど、中国のメーカーが設計に深く関わってそうな気がする。
最近、ICAN2021のカタログがメールで届いて、新作のA40というのが載ってた。
あれ?これPressureじゃね?
A40は細かなジオメトリー表がまだ出てないので何とも言えないけど、細部はかなり似てる
・ヘッドチューブのエアロ具合
・先細りのストレートフォーク
・シートステイ側に食い込むシートチューブ
・シートポストのヤグラ形状
これが元ネタだろうな。素材やレイアップは同一じゃないかもしれないけど、金型は同じなのは間違いなさそう。ICANに似てるなって自分の印象はほぼ当たりだw
そもそも昨年までのトップモデルだったSuperstarと比べると、設計思想に大きなジャンプがあるんだよね。
Superstar
スローピングフレーム
多角形の高剛性ダウンチューブ
丸型シートポスト
ケーブルはフレームのみ内装
Pressure
ホリゾンタルフレーム
カムテールエアロなダウンチューブ
エアロシートポスト
ケーブル完全内装
どちらかというとICANぽいというか、従来のCinelliっぽさを感じないというか。自分が持ってるA9の兄弟モデルと言われた方が納得の形。Icanかそれに関連する中国メーカーの設計なんだろう。
「とうとう中華カーボンOEMに手を出しちゃったかぁ…」と言うのは簡単なんだけど、Cinelliクラスの規模の企業だと(でさえ?)カーボンフレームをバンバンリリースするのは体力的にきついのだろう。
- ピストとロードに加えて、今後はグラベルやe-bikeにリソースを割かなくてはいけないとか、
- ロードバイクのマーケットは今後、あまり大きく伸びることは期待できないとか、
- ピュアエアロロードが同社初ということで、なるべく手堅い手段でいきたいとか、
- いくらチネリといえど、自社開発100%だとコスト的に厳しいとか、
- ぶっちゃけ、ロードバイクでは中国で設計から製造までやった方が良いとか、
そんなところか
あとはこの値札(¥418,000/込)が妥当なのかどうか。その辺はマーケットが判断するところかな。
そういや、チネリは過去2台乗ったことがある。アルミのExperienceとクロモリのVigorelli。どっちもリーズナブルかつ良く走る&デザインコンシャスなモデルだったので好印象だった。特にVigorelliはかなり個性が強いモデルだった。太くて全然しならず、でもカーボンのように機敏でもない。ちょうど木刀のようなゴツいフレーム。
エアロロードなんて手を出さずにこういうちょっとアクが強いのを沢山作って欲しいところなんだけど、、、
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