Tomm Bossis氏主催の「富士グラベル」に参加してきました
トムボシス氏は元ロードレーサーで、最近サイクリングフレンズというアプリを立ち上げた。日本のサイクリングシーンがどうやったら盛り上がるか真摯に考えている人、というイメージ
ちなみに、同氏はシクロクロッサーとして講師をしたりも
帯同?共催?はTRYCLEの田淵氏。
陽キャでした
イベントの狙い
富士市にあるこの林道群をサイクリング資産として活用し、将来的にはマネタイズしていきたいという。ニセコグラベルは既に黒字化しており、関東におけるそのポジションを狙うとのこと
自転車関係者も霞食ってるわけじゃなし、これは全力で応援したい!
日時
2024年3月20日(水祝)
場所
静岡県富士エリア
ルート
距離40㎞、獲得標高950m
未舗装率は20-25%くらい
この日のために富士市に特別に許可を得たそうです
手続きはこれ?
書類1枚出してはいOK、みたいなものではないらしい
縦割りで前例がないことを嫌う役所から許可を得てイベントを開催する、その情熱に頭が下がります
バイク
中華チタンモンスターグラベル
フレーム | COMEPLAY製 中華チタンオリジナルモンスターグラベル |
フォーク | BXT 29インチカーボンフォーク 15*110㎜ |
ホイール | 手組(ハブシマノXT、リム中華カーボン、32H) |
クランクセット | シマノSLX |
パワーメーター | Sygeii |
チェンリング | 中華 38t |
グループセット | シマノSLX11速 |
カセット | ZTTO 11速(11-50) |
ブレーキキャリパー | F:シマノSaint、R:シマノ105 |
ブレーキローター | F:中華180㎜、R:中華160㎜ |
タイヤ | F:サンダーバート29*2.1、F:テラハードパック50C |
ドロッパーシートポスト | KINDSHOCK exa900i 30.9㎜ 内装 125㎜ |
サドル | DMR Oioi |
ステム | UNO 90㎜ |
ハンドルバー | SURLY Cornerbar |
グリップ | ノンブランドBMX用ロング |
ペダル | シマノXTR ショートスピンドル |
ボトルケージ | ボントレガー バットケージ |
BB | シマノ UN-72 |
フロントに54C、リアに50Cのタイヤ構成、距離はそこまで乗れませんがオールマイティに使えて最高でした。グラベルライドにおいてタイヤの太さは正義です
他の人のバイクは、レーシーなカーボングラベルもしくはカーボンシクロクロスが多い…かなりいじったバイクもありました
ウェア
上 | 中華アンダー+モンベルジオラインLS Spexcelウィンタージャージ+Spexcelウィンタージャケット |
下 | Spexcelウィンタービブタイツ |
シューズ | Shimano XC501 |
ヘルメット | OGK Kabuto FM-X |
サングラス | 中華ノンブランド |
この日の天候は晴時々曇り、最低5℃、最高15℃
標高があるせいか、日が陰ると結構寒く、冬装備でちょうどよいくらい
他の人はロード寄りファッションがメイン。バイクもカーボン主体だし、コンペ系ライダーが多い印象
ライド
ライダーは全部で20人。バイクとウェアから想像してた通り、脚力高めの人が多い。経験値はちょっとバラついてたかな?Grinduro!走りましたって人から、普段はロードでグラベルはほとんど走ったことないですって人まで
ルートは富士市内の林業用の林道を繋いだ距離40㎞、獲得標高950m、未舗装率は20-25%くらいのルート。グラベルはダブルトラックで固く締まっており走りやすい。アップダウンはありつつも、3%~5%くらいのきつ過ぎない緩めの斜度。
ところどころで富士山が拝め、気分が上がる
これ、逆に言うと8割がた杉林の中なので後半飽きました。景色があまり変わらないし、路面も良すぎていまひとつ食い足りませんでした。自分のバイクはフロントに54Cのタイヤ履いてたし、未舗装路特有の緊張感がゼロ。タイヤが32Cくらいだとちょうど良かったかも
グラベルイベントのフック
ここ数年、グラベルライドを経験するライダーは増えており、イベントにあたっては目の肥えたライダーたちに「また来たい!」と思わせるフックが必要です。今回はそのフックが弱いかな、と。そこにグラベルがあるからイベントやりました、って感じでプラスアルファが感じられなかったのが残念。距離と獲得標高を延ばしても、イージーなSDA王滝にしかならない
コンペティションロードカルチャーの影響が強い人が主催に回ると走ることにフォーカスしすぎる傾向があるような…。グラベルライドは「遊び」が欲しいです
例えば、このエリアは富士山信仰が根強いという歴史的な背景があり、日本有数の緑茶の産地として有名なわけです。神社の境内に立ち寄って、地元のお茶とお菓子とか出てきたらめちゃくちゃ刺さると思うんですよね
今回はパイロットイベントなので、まずはルートセットが優先されると思ってます。が、何かそういった遊びや仕掛けの”種”だけでも感じたかったです
3月24日に秦野で開催された「鶴嘴」のイベントとは対照的です。私は参加してないけど、前身のイベントは参加してるし、知り合いが一人走ってたのでなんとなく雰囲気わかります
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キャンプグッズに焚火にマシュマロ…遊びがあります
首都圏のライダーが東名経由で富士市へ走りにくる場合、秦野、足柄、小田原、富士吉田など魅力的なグラベルがあるエリアを通過します。富士がそこを超えてまでやってこようと思わせるだけの強いフィールドかと言うと…。
正直この辺の方が楽しです
単にグラベルを走るイベントを企画すればユーザーが満足するような牧歌的な時代は終わり、今後はイベントのクオリティ向上により注力しないといけないのかなと思います。私はグラベル経験値高めなのでちょっと辛口になってるのかもしれません。ただいずれにしてもユーザーの経験値は年々上がりますからね
動画
まとめ
楽しいライドだったけど、ポテンシャルを活かしきれてなくて残念
2回目(あるのかな?)に期待
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