2022年最高のライド!
ラファが主催する野辺山グラベルチャレンジに参加してきた。2019年の前回は野辺山クロスと併催だったが、今回はシクロクロスとは分け、グラベルチャレンジで土日2日間開催となり、2日合計で120㎞、3200mと非常に大きなボリュームのイベントとなった。
日程
2022年10月29日(土)~30日(日)
場所
長野県南佐久郡滝沢牧場
天気
土曜 曇りのち晴れ、最低1度、最高11度
日曜 晴れ、最低1度、最高11度
湿度は70%後半くらい
メンバとバイク
Allcity Zigzag
Canyon Inflite SL
Canyon Grail
Cannondale Topstone carbon
Cannondale CAAD 13
Chapter2 AO
KONA Major Jake
Salsa stormchaser
Specialized Levo2台
VAAST A/1
VAASTはカタログ未掲載の深いブルー系のA/1。大人っぽくてかっこ良い
グレイルの人とは初対面。今年から本格的にグラベルはじめたそうだが登りも下りもそつなくてびびる
サルサの人とも初対面。いわゆるブルーラグ系というか若くておしゃれでスタイルがある感じ
ちなみにe-MTBであるLEVO、1人は調子乗ってたらDAY1の最後バッテリー切れたそうで、さすが獲得標高2000m(寒いとバッテリーの持ちが悪いのもあるみたい)。もう1人は脚力もあるしマネジメントも上手で余裕だったそう。人によってもかなりバッテリーの持ちに差があるのは面白い
自分のCanyonはタイヤをIRC BOKENシリーズに変更。シクロクロスバイクだけどこれで全く問題無し!
コース
Day1バイク – ロング
総距離:75.7km、獲得標高:約1,940m、未舗装率:41%
短い登り2か所がタイム計測区間として設定されている。それぞれの区間終了後にはエイドステーションがある。
シマシマの部分がグラベルなのだが、見事に下りに集中しているのはさすがw
Day2バイク – ロング
総距離:44.8km、獲得標高:約1,229m、未舗装率:約61%
どかーんと登ってどかーんと下るダイナミックなコース設定。登りの後半にタイム計測区間が設定されていて、その区間終了後と、長い下りが終わったところにエイドステーションがある
走った感想としては…これ景色の良いSDA王滝だわ
- 心休まる緩いグラベルは少なく
- しかも下りは全体的に長い
- グラベルは丸い握りこぶし大の礫がゴロゴロ
- 水切りが頻繁に出てきてしかもどれも溝が深い
コースセッター絶対にドSだろこれ(笑)
バニーホップ(ポゴでも可)をはじめとする積極的な体重移動が出来ないとリズム良く走れない。下り系MTBの経験があってギャップを飛び越えたりタイヤをスライドさせられるともう最高に最高(語彙)。逆に初心者・初級者は辛かったはずだ(参加すると強制的に経験値爆上がりですが)
ちなみにどの程度ハードかというと、仲間うち11人で参加して、3人が初日でリタイヤしたと言えば少しは伝わるか
こんな感じなので、パンクは随所で見かけた。やはりSDA王滝と同じく、下りの後半で多かった印象。長い下りで疲労が溜まり、身体で衝撃を減衰できなくなりリム打ち、、、のパターン
王滝より良かったのはラリーレイド形式だった点。計測区間以外の箇所で止まることに対してマイナスのインセンティブが働かない。みんな思い思いに止まって写真撮ってた。要所で素晴らしい長野の景観が広がり、癒される…
ラリーレイド形式のメリットは気軽に人助けが出来ることにもある。今回、ボトル提供、バルブコア提供、タイヤプラグ提供と、都合3回人助けをした。こちらが止まっていると「大丈夫ですか?」など多く声がけいただいて、非常に良い雰囲気。レースだと自分のタイムが大事だからつい無視しちゃうんだよね。下りで頑張りすぎてやべー落車、というパターンも減らせて主催者側にもメリットだと思う
エイドステーションは2日間で4か所と多め。全てのエイドで、水、バナナ、前田のクラッカーのWay to Go、ハロウィン系のお菓子、全てが食べ放題。前田のWay to Goは旨いしプロテインも多め。家の常備菓子にも良いかも。2019年はコーヒーが振舞われたと聞いて卒倒した。王滝なんて…
リザルト
年代別6位、総合17位
年代別5位までは入賞だったので惜しい
もう50秒でひとつ順位を上げられたが、さはさりとて現状ではこれ以上は無理。上出来!
会場で知り合って2日間一緒に走った人が入賞してめでたい!ちなみにこの方2019年も総合でトップ10に入る豪脚さん
タイム計測区間は全部登りで、事故のリスクは少ないのは良いのだが、ほぼPWRで決まってしまうような印象。ZWIFTちゃうねんから、テクニカルなセクションは作って欲しかった
エントリ―フィー
8,000円(手数料込8,424円)
エイドやらなんやら考えたらこれは破格。間違いなくラファの利益のいくばくかがこのイベントのために使われていると思う
宿泊
貸別荘「野わけ」
建物はそんなに新しくないが清潔で使いやすい。上げ膳据え膳、焚き火まで準備してくれていて非常に楽。コストは旅行支援込で一人6000円、破格ゥ…
ラファとイベント
エイドが充実しているし、要所に歩哨がいるし、曲がり角にはほぼすべてラファカラーの矢印看板が立っているし、会場の雰囲気作り含め、相当の配慮が伺える。300人の参加者に対してコスト度外視の運営をしている
ラファのイベント、やくらいしかり三条しかりだが、人から聞く限りではハード目の設定が多い。難易度もホスピタリティも高めのイベントを行うことで、ラファのブランドイメージを向上させる戦略なのだろう
当然、こういったイベントはエクスペディションなコンディションでのウェア機能アピールの場でもある。DAY2最高地点の1900mのエイドは極寒で、体感だが0度近くまで冷えていた。ジャージの表面から汗が抜けて、それが霜(?)になってるくらいの寒さ。こんな環境下で、「快適だ!あーラファのウェアで良かった!ショップのアドバイスでラファ買って良かった!」と感じた人は多かったはず
ラファってちょっとスカしたイメージであんまり好きではなかったのだが、こうやってイベントに参加すると断然ファンになるよね(買うとは言ってない)
ウェア
そういう自分はラファ未着用w
【上】
モンベルジオラインHWロングスリーブ
SPEXELウィンドブレークジャージ
SPEXELジレ
【下】
SPEXELウインタービブ
グローブ:
モンベルジオラインインナーグローブ+マウンテン用のロングフィンガーグローブ
【靴】
Shimano XC501
冬用ソックス
貼るホッカイロ
【その他】
Lazerヘルメット
Buffネックゲイター
DAY2の長い下りではさすがに芯まで冷えたが、それ以外は快適。若干汗抜けが悪く感じたので、インナーは見直すかも
動画
最初の10秒で野辺山グラベルチャレンジの良さが伝わるはず…!
まとめ
間違いなく今年最高のライド体験。正直これがあるなら今後SDA王滝は出なくても良いかな…と思うほどだった。ぜひ来年も参加したい。
王滝をパスするなら、もうダウンカントリーバイクは不要か…オールマウンテンか、はたまたエンデューロか…
↓2日間一緒に走った方の記事
↓シクロワイアードに自分写ってたw
コメント