MAXXISのRamblerというタイヤをチームメイトからいただいてインストールしましたが、あまりの漕ぎの重さにへきえきして2回使って使用中止、というのがエントリーの前半
エントリーの後半は、Unbound gravel2025上位陣が使ってたタイヤ。それとグラベルサスペンションフォークについて、です。
頂いたタイヤ
ありがたいことにタイヤをチームメイトから頂戴しました。
メーカー | MAXXIS |
モデル | Rambler |
サイズ | 700*50C |
重量 | 650g(実測) |
金額 | ¥0(頂き物) |
1回しか使ってないほぼ新品です。くれた理由は「あまりに重いから」
こいつは日本には入ってないのか国内ウェブサイトには掲載が無く、本国サイトに載ってる

実測重量
重量650g。50Cサイズのタイヤとしては標準的でしょうか
Maxxis Rambler 50
取付
MAXXISは組付けで不安を感じることがないです。タイヤレバーですぐはまり、ビードはフロアポンプで一発で上がりました
タイヤ幅
フックレス、内幅25㎜のリムに嵌めてタイヤの実測値が50.8㎜です。カタログ通りですね
タイヤ幅は50.8㎜
形状
タイヤはかなり丸みが強く、センターノブも連続してるので転がりは悪くなさそう?グラベルキングX-1ぽいかもしれない
丸くてセンターノブは密
ノブは柔らかく、サイドは分厚い。耐久性は高いだろう
インプレッション
Ramblerで富士エリアを走る
走りなれたホームコースと富士エリアでテスト。空気圧は前1.7、後ろ1.8(体重70㎏、PWR3倍ちょっと)
乗り心地は非常に良い。タイヤと地面の間に緩衝材が挟まってるようなシルキーな感触
反面、舗装は苦痛。まったく進まない。漕いでも漕いでも漕いでも漕いでも進まない。後ろから誰かに引っ張られているみたいだ。グループライドだとひとりだけ顔が険しくなるのを感じる。これはひどい
一方でオフロードは良く走るよ。ガレ場や浮き砂利のようなルーズな路面でもしっかり食いつく。サイドも分厚くサイドカットの心配もない。富士エリアで熔岩にサイドをこすりまくったけど全く問題なかった
まとめ
オンロードの走りが重すぎて無理です。2回走って、このタイヤとはこれ以上仲良くなれないなと判断して外しました。このタイヤを履いてるだけで外に走りに行くモチベーションが削られます。大リーグボール養成ギプスばりにトレーニング効果はあるのかもしれませんが、走りに行く回数が減っては意味ない
ポガチャルくらい脚力があるとか、オフロード率100%とかなら使えるんじゃないかな
その他(Unbound gravel2025)
ちょうどこのエントリー書いてるときにUnbound gravelが開催されました。200mile部門上位陣の使用タイヤがこれ
UB200マイルエリート
男子⁰1位-G-one RS Pro 700×50C/ G-one RX Pro 700×45C⁰2位-G-one RS Pro 700×45C/ G-one RS Pro 700×45C⁰3位-Thunder Burt 700×54C/ Terra Hardpack 700×50C— エリート@ETT (@nowoll) June 3, 2025
女子⁰1位-Thunder Burt 700×54C/ G-one RS Pro 700×45C⁰2位-Thunder Burt 700×54C/ G-one RS Pro 700×45C⁰3位-tracer-tlr 700×45C/ tracer-tlr 700×45C
— エリート@ETT (@nowoll) June 3, 2025
男女1~3位×タイヤ前後なんで、合計12本タイヤが載ってます。うち9本(75%)がシュワルベ!MTBレーシング用のThunder Burtが3本(25%)なのも興味深い
Thunder Burtは自分も使ってるけどこのタイヤは良いよ。Ramblerの100倍良い。グラベルバイクのフロントタイヤはこれが不動のエース
その他(グラベルサスペンションフォーク)
UBに前後して割と衝撃的だったのがこの記事。これまで明確ではなかったグラベル用サスペンションフォークの効用が数値化されました。もちろん機材というのは状況依存的なので、かならずしもこうなるわけではありません。今後、各社が追試を行うでしょう。結果が良ければサスペンションフォーク対応がトレンドになるのでは?と思わせます
これは衝撃。
「荒れたグラベルロードでMTB用タイヤが速かったのは、リジッドフォークを使ったときだけ」
「サスペンションフォークを装着した、グラベル用タイヤが最も優れたパフォーマンスを示し、乗り心地の向上だけでなく、明確なワット数の削減という数値でも証明された」 https://t.co/PQlvWoUyNw
— TKC プロダクションズ (@tkcproductions) May 30, 2025

サスペンションフォーク対応フレーム
現状把握してるサスペンションフォーク対応フレームって日本国内だとこれくらいですね
いまグラベルバイクの標準のフォーク長は400㎜くらいです。サスペンションフォークのそれが440㎜ほど。その差は40㎜です。(400㎜の)標準フォークを外して(440㎜の)サスペンションフォークにスワップすることはもちろん可能です。しかしそれだとジオメトリーがかなり崩れます。
想定より長いフォークに変更するのはMTB発展期でよくありました。自分ももちろんやったことがあります。経験則的には標準フォークに対して+15㎜くらいが違和感無く使えるレンジだと思います、妥協したとして+20㎜でしょう。40㎜延ばすのはかなり無理があります。サスペンションフォークを付けた運用をしたいなら、はじめから肩下の長いバイクを買うのが良いです
んで、フォーク肩下が長いのは現状この辺。他にあったらコメントくださいませ
Giant Revolt

24年モデルにはサスペンションフォーク搭載モデルがあった(25は無い?)
Cinelli Nemo Tig Gravel

オプションにカラーを合わせたサスペンションフォークが用意されてます
Canyon Grail RIFT

完成車標準でサスペンションフォークを採用
Santacruz Stigmata

フォーク長非公開ですが、一見して長いフォークを採用しています
Niner ORE 9

フォーク長非公開ですが、一見して長いフォークを採用しています
Cannondale Topstone 2025
完成車標準でサスペンションフォークを採用
Chapter2 KAHA
フォーク長は非公開ですが、下記のように対応している旨表記があります
オプションのサスペンションフォーク(他社製)を装着してもジオメトリー変更が少なく安心感のあるハンドリン グを維持できるフォーク長としています。
KONA OUROBOROS CR

完成車標準でサスペンションフォークを採用
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