MAXXIS ASPEN ST Team Spec 29*2.25 インプレッション

グラベル

グラベルバイクに使っているSCHWALBE Thunder burtがだいぶん傷んできた。1年半、1500kmほど使っただろうか。同じものを購入しようと思ったのだが入手性が非常に悪い。新しいタイヤは手に入りやすいのが良いので、定番ブランドMaxxisにしてみた

購入したのはMAXXIS ASPEN ST Team Spec 29*2.25です

Aspen ST Team Spec 29*2.25

結論から言うと最高のタイヤで、1年半ほどあれこれパーツをとっかえひっかえしてきた中華チタンモンスターグラベルがほぼ完成したと感じます

 

買った物 

メーカー 

Maxxis 

モデル 

ASPEN ST Team Spec 

サイズ 

29*2.25(57-622) 

TPI 

170 

コンパウンド 

MAX Speed 

重量 

610g(公称)

購入価格 

2本で12,320円

購入先 

Aliexpress 

メーカーサイト(日本)

Aspen ST・ MTB | 最高峰のタイヤ品質を誇るマキシス
MAXXIS「Aspen ST」は、Aspenをベースに開発された超低プロファイルXCタイヤ。Team Spec版は170 TPIケーシングと専用ホットパッチを採用し、プロレベルの軽量性とスピードを実現。

メーカーサイト(本国)

Aspen ST

ニノ・シューターが開発に関わってるXCレーシングタイヤです。2.4インチと太いのが特徴で、デビューしたときは「ついにXCタイヤも2.4インチに?!」と界隈がややざわつきました

ケーシングは120TPIと170TPIの2種類。太さは前述の通り2.4インチと2.25インチの2種類。 2.4インチは内幅30㎜のリムに最適化されています

つまり、ケーシング2種類×太さ2種類=4モデル体制です。今回はケーシング170TPIで太さ2.25インチのものを買いました

アリエクスプレスのセールで1本6,000円ちょい。国内定価の半額以下なのでだいぶんお得やろ

裸で届くAliexpressクオリティ

 

仕様

トレッドパターン 

中央がセミスリックで外側に低いノブが付いてるクロカンレースタイヤの系譜。中央が連続的な形状ではなく、やすり目と低い矢印が交互に配置されている。丸みは強からず弱からずで、MaxxisのXCシリーズであるRekonやIkonと同じような感じですね

トレッドは独特

 

実測重量 

実測したところ、公称610gに対して623gと625gでした。公称+2%なら十分許容範囲 

623g

625g

 

組付け 

簡単に手で嵌りました。 ビードはリムテープを張替えた状態でフロアポンプで上がりました。シーラントを60ml入れ、翌日以降もほとんど空気圧変わりません。この辺はさすがマキシス、安定感が高い 

タイヤ幅 

内幅25㎜のリムに取り付けてタイヤ幅が58㎜。2.25インチ=57.15㎜なのでほぼ公称通りで

58mm

 

インプレッション 

空気圧1.7~1.8くらいで走りなれた裏湘南でテスト。距離60㎞、獲得標高1200m、未舗装率15%くらいで舗装はかなり荒れめ

裏湘南でテスト

 

舗装 

素晴らしい! ロードノイズが少ないですし、実感として抵抗が明らかに低いです。25㎞/h巡行ならストレスほぼ無し。自分は700*50Cのタイヤを過去に2種類試しているが、それより転がりが良いですね

実際の数値は分からないんですけど、「あ、このタイヤ軽快だな、どこまでも走っていけるな」という気持ちになる。これはツーリングではとても大事な要素。

いままで重い50Cタイヤでのライド上限は距離70㎞ほどと考えていたが、このタイヤなら100㎞まで延ばして問題ない 

 

グラベル 

乗り心地最高!ソフトなケーシングが砂利の一粒一粒、路面の継ぎ目ひとつひとつを包み込むように変形している。これがケーシング170TPIのパワーか。。。当然乗り心地だけでなく、トラクションもしっかり掛かり、ダウンヒルも不安感無し 

おかげでグラベルライド後に感じる手のひらのしびれや上半身の疲れがほとんどない。太いタイヤなので脚には負担がそれなりにあるのだが、上半身の疲労度が低いので「まだ走れるな」と錯覚してしまう

 

他のタイヤとの比較 

いちおう過去この辺使ったことがある

Maxxis Rambler 700*50c

重くて粘っこくていまひとつ。2回走っただけで外した

MAXXIS Rambler 700*50C(とあとUnbound gravelの使用タイヤについて)
MAXXISのRamblerというタイヤをチームメイトからいただいてインストールしましたが、あまりの漕ぎの重さにへきえきして2回使って使用中止、というのがエントリーの前半エントリーの後半は、Unbound gravel2025上位陣が使って...

IRC Boken G-Claw700*50c

オフロードは良いが舗装がやや重い 

iRC BOKEN G-CLAW 700*50C インプレッション
使っていたContinental Terra Hardpackってタイヤがいまひとつ気に入らないので新調しました買ったものiRCのBOKEN G-GLAW。IRCのグラベルタイヤラインナップでは最もハードな使用を想定しているモデルメーカーi...

シュワルベサンダーバート700*54c(29*2.1)

舗装/未舗装とも軽くて良く走るが美味しい空気圧の範囲が狭い。ビード上げに難あり 

SHWALBE Thunder Burt 29*2.1
中華チタンモンスターグラベルにインストールしたスリック系タイヤ、Continental Terra Hardpackはグリップ力が不足したよりグリップするものを求め、ヤフオクで安く売ってたシュワルベのサンダーバートを購入してみたブランドシュ...

 

その他 

ライド終了後にタイヤ表面をチェック。大きなダメージは見当たらず、おそらくはグラベルライドにおいては十分使えると思う

中華チタンモンスターグラベルの車格だと、50Cでも細く感じてルックス的にいまひとつだったのだが、58㎜ある太いタイヤなら全体的な見た目も良い

タイヤがでかくなって車格が気持ち小さく見える

 

まとめ 

ルックス良し、舗装良し、未舗装良しと3点揃った素晴らしいタイヤ

すごく良いプロダクトです。割と自信を持ってお勧めできる。しかし、これが取り付けられるグラベルバイクが世の中にほとんど無い。自分の中華チタンモンスターグラベルのようなブースト規格(R12*148)ならまず大丈夫だが、ロードのスルーアクスル規格(R12*142)で700*57Cを履けるのは知りうる限り3TのEXTREMA ITALIAくらいのはず 

https://3t.bike/en-bw/collections/extrema-italia

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