グランドサイクル東京のイベント”レインボーライド”を走ってきた
日時
2023年11月23日(木㊗)
天候
小雨後晴れ
最低気温11度、最高気温23度
エントリーフィー
15,000円
かなり人気で抽選
コース
普段は自動車専用道路として使われているレインボーブリッジを封鎖し、サイクリングロードとして使う、サイクリスト歓喜なイベント
ショート、ミドル、ロングの3種類あり、今回は約30㎞のロングコースを走ってきた
存じ上げない方なのですが、このポストの動画はエッセンスが詰まってて良い
#レインボーライド
楽しかった〜。特にゲートブリッジ最高だったので、もう1周したい…!! pic.twitter.com/2alkvfMg66— フナハシキョウコ (@kfuna) November 23, 2023
バイク
シクロクロス仕様のキャニオンインフライト
シクロタイヤのシュワルベX-ONEを舗装でしっかり乗った
これ、路面抵抗滅茶苦茶重いな…。
ライト必須と言われていたので、普段付けないライトを頑張って付けた。バーバッグ、ライト、サイコン、カメラの4つをまとめるのがなかなか難しい
感想
イベント自体の詳細はバイクラの記事参照
すげー楽しかったのだが、楽しさとは別に気づいたことをメモ書き程度に
飽和するホスピタリティ
いたるところに都の職員ぽい人が立ってて、みんな手を振ったり、「頑張って~」と声を掛けてくれるわけですよ。レインボーブリッジに至っては10m間隔くらいで立ってたんではないだろうか。マーシャルも救護もめっちゃいる。マーシャルも単に誘導要員ではなく、初心者ぽい人にヘルメットの被り方を指導したり。至れり尽くせりがすごい。これがガチの”おもてなし”ってやつか…
コーヒーに砂糖を入れて溶かし続けると、そのうち飽和して溶け残った砂糖がカップの底に沈んでいくじゃないですか。レインボーライドのホスピタリティはまさにこれ。バカみたいに砂糖を入れた超濃いめのエスプレッソですわ。ホスピタリティが飽和している。普段は限られた予算で運営してるイベントに参加しているので、なんつーかやばい(やばい)
官僚制と資金の暴力
受付も、誘導も、おそらくコースに人が残ってないか確認用だろうICチップ計測も、全てが滑らかに進む。東京マラソンで得たノウハウもかなり投入されているのではと思うが、ベルトコンベアーに乗せられた工業製品になった気分にすらなる
さらっと調べたらグランドサイクル東京全体の予算は20億円らしい。この豊富な予算と東京都の官僚組織が全力で運営に当たるとここまで参加者のストレス低減が起きるのかと。5000人の参加者をスムーズに走らせるために投じられたリソースを思うとめまいすらする
マジもんのエリートが全力投球している匂いがすごい(すごい)
TOKYO 2020のレガシー活用?
GRAND CYCLE TOKYO各実行委員会に関する資料にさらっと目を通してみた
東京都では、環境にやさしく、健康にもよい自転車を更に身近なものとするとともに、東京の魅力を国内外に発信することを目的とし、様々なイベント等をGRAND CYCLE TOKYOとして実施している。
とある。良く言えば東京の観光都市化だろうし、悪く言えばTOKYO 2020で発生したスポーツ利権を維持/ドライブさせるためのものなのだろう
レインボーライド単体で見ても数億円のコストが投じられていると思うし、これを5000人の参加者で割り込んでもまったく元が取れない。もちろん公共の文化/スポーツイベントを採算性で評価することはナンセンス、ということは承知しているが…若干もにょるものがある
サイクリスト目線ではこれほどの贅沢は無い。サイクリングが多くの目に触れ、次世代に繋がっていくだろう予感もある。業界的にも多くの資金が流入するので喜ばしい。一方で「さすがに金の使いすぎじゃね…?」という印象も受けた。いやもちろん喜ばしいことなんだけどね?(たぶん)
これに関しては結論は出ない
動画
まとめ
“おもてなし”の具現化、”ホスピタリティの顕現”、”サイクリストへの最大限の歓待”
自転車乗りはもちろん、レンタルが充実しているので非サイクリストも、機会があれば参加すると良いと思う。東京都の本気を感じられる
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