シマノバイカーズフェスティバル20230729-30

今年で31回目を迎えたシマノバイカーズフェスティバルに初参加してきた

シマノバイカーズフェスティバル
雄大な自然の中で野山を駆け巡るマウンテンバイク。その魅力をより多くの人に届けるため、1991年に「シマノバイカーズフェスティバル」はスタートしました。泥だらけになって楽しむ自転車の魅力を、あなたの五感で体験してください。

日時

2023年7月29日㈯~30日㈰

天候

快晴
最高気温34度

DAY1

10時頃現地入り
キャンプスペースを予約していたので、タープ張ってまったり
たまにしかやらないからタープ張り方がぜんぜんダメw
簡単に張れるサイドタープに変更しようかな

バイカーズフェスティバルキャンプスペース

夏のお約束のラムネ

午後からGX Race:Menに参加

今年から新設されたドロップハンドル限定のクロカンレース
スキー場の芝ゲレンデを登り、林間のシングルトラックを下ってくる短めのコース。
30人くらいエントリーしてたかな?珍しいルマン式スタート
芝のゲレンデが登りなうえ、34度という高原とは思えない高温のカンカン照り。2周でオーバーヒートしてしまった。これ以上走ってもいいこと何もないと判断し、3周目にリタイヤ。暑熱順化を全くやらないとここまでパワー出なくなるのか、と新しい発見があった。最近はCXシーズン序盤も結構暑いので、少しは慣らしておいた方が良いのかもしれない
あと体はもう少し絞らないとダメ

ウェルカムパーティー

レースが終わったら風呂。すぐ近くの銭湯は混んでるので少し離れたつたの湯へ。ここは空いててゆったり浸かれた

つたの湯

買い出しして戻ってきたらウェルカムパーティーが始まった。地元の太鼓が鳴り響き渡るなか、真澄の樽酒に地場の野菜を使ったハンバーガーが振舞われた
先着でビールもあったのだがこれは間に合わず
すっごいいい雰囲気

樽酒は真澄!何L入ってる?

乾杯

くっそうまいハンバーガー

さらに酒飲みながらエキシビションのデュアルスラロームを観戦。メンバが90年代のレジェンドたちで、柳原康弘、塚本岳、栗瀬裕太、高松健二の4人!しかも全員当時物のジャージを着て当時物のバイクに乗るというね。真っ赤なKLEIN、オレンジのMongoose、ブルーのGIOS、SCHWINN…日本酒に酔った頭で「いったい今はいつなのか」と考えてしまった。これが出来るのは日本広しといえどシマノだけだろう

90年代のMTBレジェンド集合!  生まれ変わったシマノバイカーズフェスティバル | Bicycle Club
新型コロナによる中断を経て昨年再開されたMTBのお祭り、シマノバイカーズフェスティバル。31回を数える今年は、会場レイアウトも一新。新しいレースフォーマットやイ

サイクルイベントの肝は、参加したサイクリストがコミュニティに受け入れられていると感じること(受容性)、が大事だと思うのだが、このウェルカムパーティーは割とそれに近い雰囲気が出ていた

すごい薪の焚き火

夜はお約束の焚き火富士見町の夏祭りの日だったみたいで、花火も見えて最高
薪を横浜の外れにある薪専門店で買ったんだけど、店主が薪オタク?というのか、めちゃくちゃ濃いめの話が聞けて最高だった。店主オススメの2年もののコナラを10キロ。火持ち、火力のバランスが良くて、適度にハゼがあるため焚き火に最適だそう
店主の言う通り最高の焚き火だった。リピ確定

こだわり抜いた薪で焚き火

横浜薪庵

【自分用メモ】バイクロアで一晩中焚き火やるなら20kgくらいあると良いかも

DAY2

朝は雲っており気温も24度前後と過ごしやすい
その後空も晴れ、気温はぐんぐん上昇して最終的に前日と同じ34度前後まで上昇

八ヶ岳グラベルツアーLong

8時半から八ヶ岳グラベルツアーLongに参加。距離26㎞。獲得標高600m。
コースが最高だった。ガレ場ありシングルトラックあり、フラットダートあり、川沿いのまったりあり、短い距離によくぞここまでバリエーション詰め込んだなと。ルートセッターは相当苦労したんじゃないだろうか

シマノバイカーズグラベルライド

シマノバイカーズグラベルライド

帯同されたシマノの中の人とあれこれおしゃべりして、オフレコっぽいネタもありこれもかなり面白かった。彼らが首に巻いてたバンダナは社内のグラベルチームのものらしい。バンダナはグラベルっぽくていい

グラベル+バンダナ

ちなみに前日開催された南八ヶ岳グラベルライド1000とほぼ同じルートだった模様。こっちに参加したチームメイトによると、過去最高だったとのこと。分かる
参加したライダー(20人ちょっと?)は結構経験値がバラけてるなという印象

その他(良い点)

他に良かったと思ったのは、スタッフのホスピタリティカイゼンに対する真摯な姿勢
〇堺から三桁人数が来てたらしく、ありとあらゆるところにスタッフがいた。ツーリングも5人に1人くらいで帯同してくれ、本当に素晴らしい
〇また、コースビルドに対するアンケートを取ってて、今年より来年、来年より再来年…とアップデートしていく真摯な姿勢を感じた。これが長く続く肝なのかも

その他(いまいちな点)

いまいちと感じたのは過保護な運営マーケティング軽視
〇参加者を子供扱いしているような雰囲気を感じた。スタッフが多いのはありがたいのだが、接待ライドというか、過保護というか…。
バイクロアやグラベルチャレンジで感じた「大人扱いされているな」というものの対極にある
写真撮影される際に手放し運転だと広報的にNGなので遠慮してくださいって言うか?そういうとこやぞ
〇プロダクト志向というかな?マーケティング軽視な感じを受けた。例えば自分が受けたGXレースコースに対するアンケートの内容はコースを評価するものだった。バイクロアで受けたアンケートとは全く正反対。バイクロアでは「何人で来たか、単独か家族同行か友人とか、どこから来たか、泊まりか日帰りか、いくらお金を使ったか」みたいな内容で、陽キャな雰囲気に反して非常にクレバーでマーケティング的。シマノは来場者に対する満足度の向上を意識しすぎていて、そもそも来なかった人への意識が足りないように感じた。「良いイベントをやればお客さんは必ず来てくれる」という、良く言えば職人気質、悪く言えば傲慢な姿勢があるように思った。情報拡散と言う点から言えば、「伝わらない情報は無いのと同じ」だと思うんだよね。シマノバイカーズフェスティバル自体、ダウンヒルありクロカンありグラベルありと良く言えばなんでもあり、悪く言えば総花的で参加者全体でストーリーやカタルシスを共有しにくい構造になってる
過去参加したバイクイベントだと、この辺は野辺山グラベルチャレンジとバイクロアが抜きんでてるなと思う。細かいところだけど、バイクロアは絶対に透過のロゴをダウンロード出来るようになってるんだよね。透過素材のロゴはブログやyoutube動画のサムネに使うのに必要で、こういう思想の差が情報拡散力に繋がってるよなと思う。ほんとここもったいない

まとめ

ものすごくリソースが注ぎ込まれた本当に良いイベントだ。来年もぜひ参加したい。反面、もったいないところもあるなと思った。真面目でカイゼンに取り組む反面、地味でマーケティング下手…これは完全にシマノ製品にも通じるところ。なんというか企業のカルチャーみたいなものがイベントにも出てる(笑)
サイクルイベントのマーケティング巧者にレクを受けたらさらに良くなるんじゃないかなと思った。自分の知り合いじゃないから名前出さないけど、大阪でPDWやギブネールを輸入しているところの中の人は90年代から日本のMTBカルチャーに関わってるし、その人とかね。この人はシマノ嫌いっぽいけどw

コメント

タイトルとURLをコピーしました