【5月20日正式発表ありました】
フレームセット価格を当てたのは我ながら偉いwww
bscycle.co.jp
先日のJCBF群馬ロードレース大会で、ブリジストンアンカーの新型ロードバイク(RP9)が走っていたみたいだ。スパイショットがTwitterにアップされているので、気になる人は検索してみて欲しい。写真を見ると、チェーンステイ部にもRP9と読める塗装が入っている。しかもダウンチューブにはブリジストンロゴ!これは強い!
RP9ってどれのこと?
2020年7月29日にUCI認可されたRP9というモデルだろう。
先日意匠ウォッチにフレーム/フォークに掲載されたものがそれだと思われる。
chizai-watch.com
chizai-watch.com
せっかくなんで、フォークとフレームを合体させて、ついでにロゴも入れてみよう
うん…すっごくVENGEです
がっつり今風のデザインになってきた。群馬のレースで使ったということは、現行トップモデルRS9sをディスコンにして、このRP9が次期トップモデルになるということだろう。
それにしても現行、RS9sからの飛躍が著しい。
リムブレーキ
オールラウンダー
各チューブは丸形状
ハンドル周りケーブル外装
丸型シートポスト
バンド式シートポスト固定
これが
こうなる
ディスクブレーキ
微ホリゾンタル
エアロロード
トップチューブ上面はフラット
ケーブル完全内装*1
ボックス形状のチェーンステイとマッシブなBB周り*2
ダウンチューブ周りと一体でデザインされたストレート形状のフォーク
ドロップさせたシートステイ
臼式固定のシートポスト
最新規格てんこ盛り。役満かな?
設計
…どことなく中華カーボンっぽい。自分の持ってるICANとかと似たDNAを感じる。メーカーとしてはかなりチャレンジだと思うのだが、デザインが妙にこなれているんだよなぁ。なんとなくだけど、海外(中台)のメーカーが設計に協力してない?チネリの時にも思ったけど、デザインのジャンプ幅が大きくて、このデザインがBS単独で出来るかちょっと疑問。
個人的には、中台のエンジニアリングが入ることは悪いことでは無いと思う。今や世界中のカーボンフレームを中台で製造している。エアロダイナミクスにはじまり、剛性のコントロールやパフォーマンスを維持したままのコストダウン手法など、彼らが持っているノウハウは莫大だ。量産化に関しては群を抜く中台メーカーの設計/製造技術+アンカーの品質管理やR&D、このタッグは強力だ。見た目はぐねぐねエアロなのに戦闘力は低くて自慢は塗装だけ、なんてバイク、レースを主戦場とするBSアンカーにはふさわしくない。
スパイショット見てて良いなって思ったのは、ヘッドパーツ上ワンが薄いことと、ステムのスタックも低そうなこと。落差を付けたポジション出しができそう。A9を組むときも、ステム角を選べないこともあってかなりポジション検討に時間を割いた。元々BSアンカーはサイズの割にヘッドチューブが短い傾向があり、背の低いアジア人向け。この辺はBSアンカーの遺伝子を受け継いでいるな。
国産エンジニアリングのみでエアロロードを設計すると、YONEXのエアロフライトみたいな、アクの強いモデルになりがち、というイメージだったのだが、良い意味で裏切られたというのが正直なところ。これなら海外のトップモデルに引けを取らない。欲しい!
www.yonex.co.jp
ライバルモデル
ライバルは未だ人気の高いSpeciarized Vengeだろう。レースではプリウスのごとく大量に走っているVengeに対し、性能的にどこまで迫れるか。。。というかVengeにガチンコでぶつかれるモデルが国内メーカーから出てくるとは…いやもちろんまだ見た目だけなんでなんとも言えないんだけど。
価格とパッケージの予想
潜在的な顧客として、エアロロードは欲しいがあまり高いのには手を出したくないガチ勢もいそうなので、戦略的なプライシングでくるかな?とは思う。ただ、噂だと国内製造だとのことなので、かなり高くなっちゃう?個人的には国内生産というのは懐疑的だ。カーボンフレームの製造工程、結構人手が掛かっている。デザインだけではなくて、職人さんにもノウハウがあると思うので、この辺は海外生産の方が良いものが出来そうな…
フレーム重量900gアンダー、完成車7kg前後
フレームセット45万円
完成車95万円(デュラエース)
完成車80万円(アルテグラ)
こんなもん?完成車で3桁万円切ると昨今のハイエンドバイクの価格帯からするとだいぶん手頃に感じるはずだが、さて。
売り方
Vengeが流行った要因のひとつはトップアマを積極的にサポートしたからで、BSもこういうのを真似したらよいのにって思う。アマチュアの注目が集まるツールドおきなわか、ニセコクラシックの優勝は欲しい。あとはルックス(とおそらく戦闘力)が非常に良くなったことだし、海外チームのサポートも検討してほしい。別にワールドチームじゃなくても、アジア圏のコンチネンタルチームに提供するだけでだいぶん良い宣伝になるんじゃないだろうか?
コロナでひと息ついているが、国内マーケット良くて横ばい。余計なお世話だが、アジア圏での販路拡大がないと投下資本の回収は難しくなるだろう。ある程度販売台数が伸びれば価格もこなれ、BSとしても利益が期待できると思うんだが。
いつ発売になる?
さて、いつ正式発表になるかということだが。オリンピック?新型Dura-aceのタイミング?いずれにしても今年発表になるのは間違いなさそう。
書いてる途中でIT技術者さんところでもエントリーが上がってたのでリンクを貼っときます。公式ブログに写真載ってるんだね。頑張ってフレーム合成して損したw
rbs.ta36.com
【閑話】
そういや、MTBはどうなってるんだろうか?ちょっと前はTREKのスーパーキャリバーにBSの塗装して乗ってたけど…
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