謎中華買うくらいならUNOのアルミパーツが良いよ、というお話
えふえふぶろぐさんところで謎中華のステムについてエントリーが上がってる。
精度悪っ。。。
ff-cycle.blog.jp
中華系謎カーボン、ほんとやばいのがあるんだよね…2,3回ゴミを掴まされたことがあるw
個人的にはコクピットパーツに関しては価格が手ごろで物が良いアルミのUNO一択。
UNOマニアか!というくらい試しているので、過去買ったことのあるパーツを紹介。
UNO 7 STEM☆☆☆☆☆
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価格 2000円前後
重量 107g(100mm)
サイズ 60~130mm
角度 7°、17°
カラー ブラック、ポリッシュ
軽くて安くてサイズが豊富で精度も出てて剛性もちゃんとある、コスパの非常に良いロード用ステム。サイズ合わせのためにアリエクスプレスで適当に買ったら想像の3倍くらい出来が良くてそのまま1軍入りしてしまった。サイズ合わせ等でたぶん10個以上購入してる。
精度が出てるパーツって、レンチでボルトを回していくと「クルクルクル…ピタッ!」と留まる。精度が出ていないと、「クルクルクル…グググッ、ググッ(あれまだ回る?💧)」みたいなどこまでも締まる感じで、いまひとつ信頼できない。えふえふぶろぐさんでも書いてある通り隙間が出来てるのでこうなるのだと思う。
UNOは「クルクルクル…ピタッ!」タイプで、組んでいて非常に好印象。
固定はハンドルクランプが「ハの字」に開いていて、片側を全締めしてから反対側を締めこんでいくスタイル。たしか3Tの一部製品とかもそういうやり方。
ロードバイクでの使用を前提にしていると思うが、自分はMTBに付けてSDA王滝に一回出た。よほどのことをしなければ問題ないはず(当然非推奨)
シートポスト☆☆☆
⇓ヤグラとポストが別体で接合されているタイプ
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⇓ヤグラからポストまで一体形成のタイプ
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価格 2000円前後
径 27.2/30.9/31.6mm
長さ 350/400mm
重量 306g(27.2*350)
セットバック 0mm、セットバック小、セットバック大
カラー ブラック、シルバー
軽くて安くて精度も出ててサイズも(以下略)。以前はヤグラ部とチューブが別パーツで差込み式になっていて、ちょっと見た目が安っぽかったのだけれど、最近ヤグラ一体形成型が出た。これがなかなか見た目も良好。
正直シートポストは安い中華カーボンでも問題なかったりするw 作りがシンプルなので間違いが起きにくいんだと思う。
最近は、ロードは専用のカムテール形状、MTBはドロッパーシートポストがトレンドで、丸形状のシートポストの出番は少ない。
ドロップハンドルバー☆☆☆☆
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価格 2000円前後
重量 295g(400mm)
リーチ 70mm
ドロップ 125mm
サイズ 380/400/420/440mm
軽くて安くて精度も出てて(以下略)。定番の形状だが、リーチが70mmと短めなので楽なポジションを作りやすい。シルバーの方はテープを巻いた際に露出するところだけポリッシュされてたりして合理化の跡がうかがえる。アマチュアレベルでは剛性不足は感じない。今乗ってるA9は一体型ハンドルバーなので最近は出番なし。
エンデューロステム☆☆☆☆☆
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価格 1500円前後
重量 120g(45mm)、130g(45mm)
サイズ 35mm、45mm
角度 0°
カラー ブラック
軽くて安くて精度も(以下略)。最近流行りのロングリーチMTBに対応したショートステム。クランプ径は31.8mm。流行りの35mmクランプじゃないけど、アマチュアならこれで十分。今乗ってるFM936のステムはこれを使用中。軽い力でボルトを仮止めしてもハンドルがガチっと動かなくなり、クランプ部がしっかり面で受けるようになってるのが分かる。精度が出ている証拠。ハンドルクランプカバー部がまったく同じ形状なので、TIOGAのシンチステムのOEM元ではないかと思う(違ったらごめんね)
tiogajpn.com
ライザーバー☆☆☆☆☆
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価格 1500円前後
重量 300g(740mm)
サイズ 640/680/720/740/760/800mm
ライズ 0/15mm
角度 UP12°、Back5°
カラー ブラック、シルバー(ノーマル)
ブルー、パープル、ゴールド、レッド、ピンク、グリーン、グレー(アルマイト)
軽くて…いや重くなくて(以下略)。ごく普通な形状のMTB用ライザーバー。2019年くらい前までは幅が最大で740mmまでしかなく、色もブラックとシルバーだけだった。今はサイズも最大800mmまで拡大し、カラバリも増え、選択肢として十分。ハンドルバーはMTBの顔だと思うので、色と形は選べた方が好き。アップスウィープが12°と他のメーカーに比べると少しきつめ(他社は5°前後が多い)。自分はすぐ慣れたけど、ここは好き嫌いが分かれるかも?
ピュアなクロスカントリースタイルならカーボンバーでも良いかもしれないが、トレイルユースならアルミバーの方が安心かな。クロカンメインならライズ0mm、少し下りを攻めたいならライズ15mm。自分はサスペンションフォークのコラムを限界まで切ってしまったので、さらにライズの大きなハンドルバーに交換してしまったw
こんなもんか。
試してはいないけど、他にもグラベルバーとかスワローバーとか、角度変更出来るステムとかもラインナップされてる。過去の経験的には信頼できるんじゃないかな。
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国内であまり見かけないわけ
UNOパーツの販売、アリエクスプレスがメインで日本国内のショップではあんまり見かけない。おそらく国内で流通しているステムやハンドルバー、結構な割合がUNOのOEM品なんだと思う。その辺のシェアを奪っても自社の売上はプラマイゼロってことなんでしょう。なんなら単価も下がってOEM先には恨まれてマイナスまである。流通がシンプルに出来るネット通販限定でやってるんだと思われ。
代理店の岩井商会がやる気ないとかそういうわけでは断じてない、んじゃないかな。というか日本の人件費だとちまちま売っててもペイしない。
www.iwaishokai.com
まとめ
もうお分かりですね?軽くて安くてサイズが豊富で精度も出てて剛性もしっかりある信頼性の高いアルミパーツ群です。あ、ブランド力残念ながら無いw
アリエクスプレスでパーツを探すとどうしてもカーボンパーツに目が行くが、良く分からないカーボンを使うくらいならアルミUNOの方がはるかに安心。むかし無名3,000円くらいのカーボンステムを購入したが、精度が悪く1週間で捨てた。これをきっかけにコクピット周りは信頼性を重視すべきだと思うようになったし、たとえ安くてもちゃんと命を預けられるパーツ、使うべきだと思う。
ロードバイクもMTBも、ハンドルポジションを5mm変えただけで乗り味が大きく変わったりするので、こういう安いのでバンバン試すのが良いと思います。
【閑話】
一応サイトはあるのだが。。。このやる気の無さよwww
www.kalloyuno.com
本業はB2BでOEMを請けることなんでしょう。ヘッドセットのNeco社みたいなもんか。
URL見ても分かる通り、ここはKalloy社という会社が大本(UNOはブランド)で、相当大昔からアルミパーツをリリースしているが、当時は本当にゴミみたいなぐにゃぐにゃパーツを作ってた。そのころってAZONICとかの北米系切削パーツがヒエラルキーの最上に位置していて、とうぜん品質も(価格も)最高だった。正直、今は品質だけならUNOで十分。2000円ちょっとで十分な品質のパーツが買える、良い時代になったもんだ。
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