先日、FM936の点検をしたところ、Rサスにガタがあるのを見つけた。どうも、Rユニットの取付部にあるブッシュとレデューサーが摩耗しているようだ。ブッシュは、Rサスユニットに圧入するスリーブ(画像⑯)、レデューサーは、フレームとサスペンションの間に入るスペーサー的なもの(画像⑰)。摩耗しやすい箇所なので交換できるようになっている。
通常のRサスユニットは上下2か所にブッシュ&レデューサーが組まれているのだが、FM936はトラニオンマウントのRユニットなので、ブッシュ&レデューサーは1か所のみ。ここのパーツを交換すると良い様だ。
SRSuntour純正パーツを手に入れようと調べたら、納期が1年以上先。ガタが出てるのを放置するのは精神衛生上良くないので、社外品を使うことにした。
購入したもの
ブッシュ
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レデューサー
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ブッシュ用工具
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作業手順
- Rユニットをフレームから外す(交換する側だけでOK)
- レデューサーを手で外す
- ブッシュを専用工具で打ち出す
- 新しいブッシュを専用工具で圧入する(※)
- 新しいレデューサーを組み込む
- Rユニットをフレームに取り付ける
作業自体はあっという間に終わり、交換したら無事ガタは取れた。だいたい1年でガタが出はじめたので、あと1年はこれで大丈夫だろう。
新しいブッシュ、本来圧入する場所だが、ほとんど力を掛けずにするする入ってしまった。ガタは無いけどちと不安。いちおう納期1年待ちになるけど、純正パーツはお願いしている。
閑話
ちなみに、なんでここベアリングじゃないのって疑問だったんだが、メカ強いチームメイト曰く
「そもそもの可動範囲が狭い(1回転もしない)のと、ベアリングだとシールがたいへんなんです。あと荷重もどちらかというと静荷重で、回転荷重ではないんですね。スイングアームやリンクはベアリング入れてるけど、サスの上下は、ブッシュなのです。ちなみにモーターサイクルの方もそうなっています。」
だそうで。ちなみにグリスなどを挿さずに使うのが正解らしい。いやー最初に組み付けるときに、がっつりグリス塗って組んでるんですがw もしかしてこれがゴミを呼んで摩耗が進行する原因になった?!
組んだは良いけど、もうMTBシーズンは終わりだなぁ。。。
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