サイクルスポーツは怪我リスクが高いか

チームメイトがエンデューロ(MTBの方)で落車し肋骨にヒビを入れてしまった。
全治3週間といったところだろうか、コルセットと痛み止めくらいしか対応方法がないので、あばらは結構辛い。

ふと思ったんだが、自転車競技って割と危険じゃないか?
ガチな自転車仲間と話してたりすると、6人で骨折合計回数が9回とか怪我自慢(?)がはじまったりして冷静に考えるとなかなかデンジャラスみある。

 

自転車競技もいっぱいあるし、とりあえず競技ごとのリスクはどの程度なのか、主観でなんとなく並べてみた。

⇓========骨折覚悟の壁========
MTBダウンヒル、BMX
⇓========多少の怪我は覚悟の壁========
サーキットエンデューロ
クリテリウム
MTBエンデューロ(耐久じゃなくてダウンヒルの仲間の方)
バイクトライアル
⇓========運が悪いと怪我の壁========
ヒルクライム(下山時)
MTB XC
シクロクロス
MTB マラソン
⇓========比較的安全========
ブルベ
ツーリング
里山ライド
⇓========絶対安全========
床の間バイクを眺める
レース観戦

具体的にどのくらい骨折する可能性があるのだろう?

例)
●MTBダウンヒル(富士見パノラマライド)
毎週末100人のライダーが走行×20週営業=2000人
うち10人骨折すると仮定して0.5%
●サーキットエンデューロ
1000人が参加。うち2人骨折と仮定して0.2%
●MTBマラソン(SDA王滝)
1回に約800人参加×年2回=1600人/年
骨折は年一人以下。3年に一回くらいと仮定し0.02%

こうやって計算するとやっぱダウンヒルはあぶねーわw

 

ブルベなんかは比較的安全かもしれないが、自動車との事故リスクは当然あるし、ダウンヒルで絶対に落車しないライダーもいる。

そんなん言うたかて趣味としてやっている以上、「乗らない」という選択肢は取りづらい。
どうやったらリスクを抑えることができるだろうか。
方法としては大きく3つあると思う。アクティブセーフティ、パッシブセーフティ、それからマインドセット。

 

●アクティブセーフティ(能動的安全)
きちんと整備された車体。止まりたいときにしっかり止まれる、曲がれる、トラクションが掛けられる。バイクは普段からきちんと整備しておく。あるいはレースの直前にショップにメンテナンスを頼む。
他ライダーとのコミュニケーション。サーキットエンデューロやクリテリウムなどは混走となるので、周りがどう動くか、自分がどう動くかについて意思疎通する必要がある。声掛け、相手の顔色を見る、走りやジャージから相手の脚力や経験値を推定する、など。
ja.wikipedia.org

 

●パッシブセーフティ
外傷を防ぐプロテクション。各部のプロテクター、ヘルメットの着用。MTBでは必須。
身体への無理な負担を防ぐ。ストレッチで柔軟性を上げる、受け身の練習等。
万が一怪我をしたときの対策。エマージェンシーカードを常時身に着ける。保険加入等。
ja.wikipedia.org

 

●マインドセット
自分の身体の安全を最優先する。
たとえば、富士見パノラマでダウンヒル中。ブラインドコーナーを抜けた先で落車発見。その人を轢くことが自分の身体にとってもっとも安全だと判断した際にその人を轢けるか。
あるいは走行中にバランスを崩したとして、高額なバイクを放り投げることでバイクと絡んだ落車を避けることができるなら、ためらわずにそうできるか。

 

こんな感じだろうか。

 

参加者の自助努力だけではなく、主催者やフィールドの管理者も安全配慮に取り組まなくてはならないかも。
レースやイベントでは、直前にライダーズミーティングが行われることが多いが、だいたいは「安全運転でお願いします」「抜くときは左(右)からお願いします」程度。もっと技術面での講習などもすべきではないかと思う。エキシビジョンとして混走練習やベーシックスキル(八の字走行やパニックブレーキ等)向上のための時間を設けても良いと思う。

 

自分は参加したことないが、こういった取り組みもある。
https://www.cyclowired.jp/lifenews/node/213684
競輪支援事業としてこういうの定期的にやってくれませんかね?

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これは鎖骨いきますわ

 

コメント

  1. cotovol より:

    死んじゃう。

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