中国のグループセットメーカー、Ltwoo(エルトゥーと読むらしい)からeRXという電動無線変速の油圧ディスクブレーキグループセットが発売となる
カーボンパーツを使用したeRX Disc Carbon 2*12と、アルミ版のeRX Disc 2*12の2タイプ
【中国のローンチ記事】
昨年、紐変速+油圧ディスクブレーキタイプが発売になっていて、無線変速も時間の問題と思っていたのだが、予想以上に早い。こいつらどんだけリソース持ってるんだ?!
オフィシャルウェブサイトに載ってた情報はこんな感じ(意訳を添えてます)
通信方式
セミワイヤレス方式
シフトレバーは無線通信
シフトレバーはボタン電池で給電
RD及びFDは14500 850mAhリチウムイオンバッテリーで接続
充電はリアディレイラーからマグネット接点で接続
パーツ構成
左右シフトレバー
前後ブレーキ(フラットマウント、ケーブルホース含む)
リアディレイラー
フロントディレイラー
バッテリーパック(接続ケーブル含む)
充電ケーブル
シフトレバー
油圧ブレーキ、無線変速
無線変速部はコイン電池で駆動
独自APPで設定可能
重量225g(片方、カーボン版)
※シフト操作はスラムAxsのような左右1ボタンタイプ
リアディレイラー
省電力目的でのスタンバイモードを搭載
スタンバイからの復帰はミリセカンド
充電は専用ケーブルを介しRDから行う
独自のメカニカルディスコネクト構造で、強い衝突時にRDとモーターを自動分離
応答時間22ミリセカンド
重量270g(カーボン版)
最大歯数32T
フロントディレイラー
調整ネジは無く、APP側で変速調整を行うシンプル構造
チェインラインアングル調整機能
ガイドプレート構造の最適化により、変速効率向上
歯数の許容差16T
重量150g
バッテリー
シートチューブ内蔵用バッテリー
フル充電で3000km以上をサポートする14500リチウムイオンバッテリー
RD経由で充電
重量62g
APP
L-TWOO APPとBluetoothで接続可能
各種設定をAPP上で行う
APP自体はアンドロイドのAPPストアで発見済み
その他
ブレーキはフラットマウント、オイルはミネラルオイル
スプリンタースイッチ等の拡張性は不明
価格はカーボン版が4499中国元(約9万円)、アルミ版が3499中国元(約7万円)
2023年3月24日から市場に出回るらしい(セラーに聞いた)←4月に延期したそうです
動画も出てる
シマノ105Di2との重量比較
直接のライバルはシマノ105Di2だろう
重量を比較するとこんな感じ
重量 |
シマノ105Di2 |
Ltwoo eRX |
シフトレバー |
423g |
450g |
リアディレイラー |
302g |
270g |
フロントディレイラー |
142g |
150g |
バッテリー |
52g |
62g |
ブレーキキャリパー(前後) |
246g |
不明 |
概ね同じくらいかな
まとめ
中華コンポの真打登場!だな
中華カーボンフレームで検討している人には朗報だろう。最新の中華カーボンフレームはケーブル完全内装で無線変速が(ほぼ)必須。安価な無線コンポのオプションが増えたことで、コストを抑えたアッセンブルが可能となる
フレーム |
7万円 |
コンポ |
9万円 |
クランク他 |
5万円 |
ホイール |
5万円 |
その他 |
3万円 |
合計 |
29万円 |
新品で揃えても30万円を切れるし、手持ちパーツなどを使いまわせば20万ちょっとくらいで上げられそう
たぶんこれ買う。人柱だw
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