高高度でのドロッパーシートポストの挙動

いまは、2019年モデルのGIANT Contact Switchというドロッパーシートポストを使っている。

今のところ全く問題なく動いていて満足。ロゴが黒地に黒なのでとても目立たず、他社製フレームとも合わせやすいのも割と良い。こういう縁の下の力持ちパーツは問題なく動作しているときはまったく意識しないのが悲しいところw サスペンションやブレーキみたいに常に気を向けるパーツと対照的。地味だけどMTBのQOLを上げる本当に良いパーツだと思う。

というかジャイアントストアの店員さん、Giant製品群のこの地味さを結構推すんだよね。他社製のフレームにGIANT製パーツを合わせてミスマッチにならないか気にしてるのかな。

閑話休題

そのドロッパーシートポスト、先日山を走っていて挙動がおかしくなった。標高1200m付近、気温は10度前後、雨が降り始めという条件。気づいたら動きが悪くなり、最後にはレバーを操作しても反応しない(縮まなく)なってしまった。サドルは高いポジションで固定されたので乗るのは特に問題なかったが、壊れたかなぁと思って結構不安なまま帰宅。

ところが翌日確認したら、なんの問題なく動いた。ということは原因は外部環境にありそうだ。内圧が上がったのかな…というか内圧ってなんだ?ドロッパーシートポストってそもそもどうやって動いているわけ?

ということで調べてみた。

 

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https://forums.mtbr.com/all-mountain/ks-adjustable-seatpost-maintenance-684926.html

 

なるほどなるほどこういう仕組みなんだ。空気圧であんな風にうごくなんて不思議。オフィスチェアの上下動するところにも仕込まれている機構なんで、世の中的にはコモディティな技術なんだろうけど。

 

外部が低圧(≒高高度環境下)になるとエアチャンバー内の圧力が上がって、伸びた状態でも圧力が掛かってしまうのか。ポテチの袋が富士山のてっぺんでパンパンに膨らんでしまうのと同じ理屈だな。そうなるとレバーがバルブを押し開いてもピストンが動かなくなると。自分が経験したのもそれが原因でしょう。Giant製だからとかそういうのではなくて、この機構の製品は構造的に全て起こり得るような気がする。

なら最高地点が約1600mのSDA王滝でも動かなくなる?標高1200mで起きたんだから王滝でも起きそう。。。どうせ今年の王滝は無いので気に病む必要は無いが…

 

標高がかなり高い富士見パノラマの常設コースでも動かないドロッパーシートポストが続出しそうなんだがどうなんだろう?あんまりそういった話は聞かないが。もしかすると標高が高いだけではなくていくつか条件が重なると起きる現象なのかも?

 

今のバイク(Carbonda FM-936)はケーブルの取り回し時にBBを外す必要があるので、どうせつけっぱなしで走るつもりだ。まぁ発生しちゃっても気にせずゴールを目指すのみ。ビビッてワイヤー点検したりボルト確認したりあれこれしない方が良いな。

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まぁこういうことも条件次第では起きるよ、という備忘録として。

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