高橋大喜MTBクリニックジャンプ編@ふじてん20210613

MTB

噂に聞く、高橋大喜氏のMTBクリニックをふじてんで受けてきた。当日のふじてんは曇り時々雨。梅雨入り前にギリギリ滑り込みで受講出来た。

DKFREERIDE MOUNTAIN BIKE LOGICと高橋大喜氏について

ふじてんでDKFREERIDE MOUNTAIN BIKE LOGICの高橋大喜氏にインストラクションを受講。「スクール受けるならダイキ先生から一回教わった方が良いよ」と、以前より聞いていた。あまり詳しくないのだが、この人の指導でインストラクターになったり、上手くなったりした人、多い模様。要は日本MTBインストラクターの始祖、みたいな方らしい。きぶつじむざんかな?
氏の主催する「DKFREERIDE MOUNTAIN BIKE LOGIC」というMTBパークが静岡にあってここもそのうち行ってみたいんだよな。なんと日本で唯一エアバッグジャンプが出来るところなのだ!
www.joyridemtbpark.com

クリニックについて

ベーシック、アドバンス、ジャンプの3つがある。今回受けたのはジャンプ編
ジャンプクリニックは、4時間ひたすら飛んで飛んで飛んで飛んで飛ぶ!たぶん100本は飛んだ。
大喜先生からレクチャーを受けたわけだけど、インストラクション詳細は飯のタネコードだと思うので割愛。

ちなみに、「フリーライドクリニックではヘルメット、グローブ、膝、肘のパッドは着用が義務付けられています。必ずご着用下さい。ジャンプレクチャーをご希望の方はフルフェイスヘルメット、ネックブレースの着用を強くお勧めいたします」とのことで、全員フル装備。ここまでプロテクションしっかりしておいた方が安全に挑戦できる。
「膝・肘無し、半ヘルで里山走るの、案外野蛮じゃね?」とすら思ったり。※里山は攻める走りをするところではないぞ※

ふじてんについて

会場はふじてん。横浜から2時間(帰りはもうちょっと)ほどで行ける常設のダウンヒルコース。富士山の裾野を利用していることもあり、斜度があまりなく速度もそこまで出ない。ただし土は火山灰質で結構滑る。この土質結構苦手。
コースの下にスキルパーク(ジャンプライン)が造成してあって、今回のクリニックはここを利用した。
ここ、下り基調でバックサイド緩め。フルサスで飛ぶことを前提にしている感じで、DJバイクを持ってないMTBライダーでもチャレンジしやすいと思う。
https://summer.fujiten.net/pc/summer_bikecourse.shtml

 

受けたチームメイトについて

自分含めてチームメイト3人で受講。2人は以前アドバンス編を受講済み。
名乗らずに受付で挨拶したらいきなり名前を呼ばれてびびる。「今回はじめて受けるのは(自分)さんだけなんですよ。だから分かりました」と。なるほど!
ちなみにこの日は全部で12人。つまり11人リピーター。中年比率は高かった気がする。

 

機材について

受けてた人はほぼ全員29erフルサスのAM/エンデューロバイク。ふじてんですもんそうですよね~。
自分は例によってダウンカントリーのFM936。ジャンプは特に問題なく飛べた。ただ、結構やわいなと思ったのはフォーク。着けてるスタンチョン径34mmのSR Suntour AXON Boost 120mmだと、一番左のラインでラフな着地をするとぐにゃっと嫌な感じが。フォークは太ければ太いほど良いかも。右3つなら34mmで十分だけど、さすがに目線が4m近くまで上がる左ジャンプは剛性が物言う。
ハンドルはもう少し高くても良かった。こんど3インチライズにしてみよう。
ステムも現状の45mmから35mmに変更してみようかな。
MAXXISのクロカンタイヤで行ったけどジャンプ自体は全然平気。まっすぐしか走らないからなんでも良い。講習後にダウンヒルしたけど、さすがにおっかなびっくりw 今のところ、里山メインにCross King 2.4、レースならMAXXISと2セットタイヤ持ってるけど、これに加えてダウンヒルユースタイヤも買った方が良いかもしれない。IRCのタンケンなんか良さそう。

 

受けてどうだったか

受けた際に感じたことをアトランダムで。

基本の確認が出来た。自分はもともとある程度ジャンプが出来たので、今回はジャンプの基本ってなんぞ?ということを聞きに行った感じ。まじで理屈からちゃんと教えてくれる。長年なんとなくでやってたことについてきちんと説明を受けて「うぉぉこれか!」となった。理屈が分かってるかどうかは結構大きいなぁと思った。

ダメなところの指摘が適切。ここも飯のタネコードだと思うので詳細は割愛。でもめっちゃ納得感あるアドバイス。

指導に嫌味が無い。とにかく褒めて伸ばす、という雰囲気がある。参加者どうしも上手く飛べたら「いぇ~!」と声掛けたりして全体的にポジティブ。
友人どうしだと教えるとき言葉がカジュアルになりすぎることってあるじゃないですか。例)「なんで出来ないの?簡単じゃん?」とかw。ここはすごく印象良かった。

懇切丁寧。チームメイトの一人はジャンプほぼ初体験だったため、かなりしっかり指導受けていた。マンツーマンとまではいかないまでもかなりそれに近い。最終的に高さは低いもののちゃんと安定してジャンプが出来るようになっていた。

トリックのやり方を教えてくれた。トリックをやりたくて質問したのだが、これまた理屈から教えてくれる。結局時間内にトリックはメイクできなかったのだが、きっかけや体の動き出しの感触が分かった。練習を続ければ身に付く気がする!(するだけかも)
やっぱりインヴァート、ウィップの2つはできるようになりたい!

運動神経があまり良くない人でも、何回か受ければリトルウィスラーのでっかいラインを飛べるくらいまでスキルアップするんじゃないかなという印象。あのラインはスキルよりも大きなキャニオンジャンプに挑戦する精神的なタフネスさが要求されると思うので、受講しさえすればあれを飛べるかと言われると結構微妙だけど、それはさておいて要求スキルは満たされると思う。

 

どのくらい上達するのか?
チームメイト含め参加した3名の写真をば。

チームメイトA:54歳。ジャンプはほぼ初体験。右から2番目のラインをほぼ飛び切り。ランディングも良い感じ

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54歳気合のふじてんジャンプ

チームメイトB:54歳。ジャンプは5~6回目?右から3番目のライン飛び切り。ウィップの動きが結構出来てた。羨ましい。

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ふじてんでウィップっぽい動き

自分:45歳。ふじてん一番左のライン。トリックの余裕無しwww

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余裕ゼロ

受講費用とコスパ

4時間7,000円*1
この金額に躊躇するライダーいるかもしれないけど、これは安い
スキルは一度身に付けたら二度と失われない。長く乗ればのるほど元が取れる投資だ。
また、正しい動きを身に付けることは怪我のリスクを大きく下げる。7,000円をケチって病院にかかって大枚と時間をロスする…なんていうくらいならちゃんと基礎を学んだ方が何百倍も何万倍も良い。

 

まとめ

理論、親切、丁寧、適切。受けて『非常に良かった!』
リピートライダーが多いのも納得。近く、コーナリングなどに特化したベーシック編とアドバンス編も受けてみようと思ってる。

 

【閑話】MTBのクリニックはもっと普及して欲しい

大喜先生のクリニックとは直接関係ないのだが…やはり日本でのMTBインストラクターはもっと増えるべきだと思うし、もっと皆受けるべきだと思う(フォレストバイクのときにも書いたけど)。理由はたくさんある。

一番でかいのは、やはりMTBシーンの拡大のため。
良くも悪くもこれまでのMTBシーンは、体当たりで学ぶことが多かった。とりあえず山に連れて行って走らせる。自分で試行錯誤、もしくは誰かの走りを見て盗む。理論が分かってないし無茶もするのでハイリスク。初回で怖い思いをしたり、最悪怪我してドロップアウトしてしまう。。。
毎週毎日近所に走る場所がある人や、若い人はそれでも良いかもしれない。
でもたまにしか走れない人、エイジドライダーはそういうわけにはいかない。安全に効率的にスキルを身に付ける必要がある。

クリニックで理論や基本から学ぶ。プロのインストラクターのレクチャーがあるから最短で上達。理論が分かってるし無茶もしないのでローリスク。楽しかった!またやろう!と思えばドロップアウトもしにくい。

こう、こうあるべき!安全にはじめられることと、ドロップアウト率が低くなるのはシーンの拡大に必ず繋がると思う。

あと、選手のセカンドキャリアとしての側面も。せっかくプロ/エリートになった人たちのノウハウ。僕らそれを学びたいじゃないですか。選手も自転車に関わって生きていけたら最高じゃないですか。ライダーとして現役を引退した後の道のひとつとしてインストラクターがあっても良いと思う。

まだまだインストラクター制が増えることには意味がある。それはライダーのコミュニケーションの場としての機能。スキルが近いライダーと交流するのは上達に繋がりやすい。

まだまだまだある。乗り方のアップデートの場としての機能。29erになっても26erの乗り方のままの人とかいる。楽器でいうところのチューニングというか、機材を更新したタイミングで受講してバイクに合わせた乗り方を教わるのは良いかなと思った。なんならポジション出しのアドバイスも受けれられるし。

まだまだまだまだ!MTBer全体のレベル向上機能。MTBコース設営で一番難しいところは「どのスキルのライダー」向けに作るかだ。下手クソに合わせるとつまらないし、達人しか走れないコースもまたつまらない。全体のレベルが上がればコースの難易度も上げていけるし、そうすれば世界を目指すライダーの良い練習場所にもなりうるだろう。自分のスキルアップが誰かの世界挑戦へ繋がる!とは言い過ぎだが、そう思えば練習にも力が入るってもんだ。

まだまだまだまだまだ!最後にエイジドライダー対策としてのインストラクター制。要は中年/初老ライダーです。われわれおじさん/おばさんはですね、フィジカルは年々落ちる一方なんですよ。反射神経も、視力も、集中力も…現状維持はあっても伸びることはない。それなのに現状のスキルで今まで通り走れるわけないんですよ。フィジカルを伸ばすのは大変でも、スキルは伸びしろがある。そうしてフィジカルの下げ分を補ってマージンを作るべき。

そんな風にたくさんのメリットがあると思うので、みんな受けてインストラクターの手が足りなくなってもっともっと増えていったら良いなぁと。

悪いことは言いたくないが、ろくに情報発信しない代理店とか、売上至上主義でトレイルがどうなっても良いと思ってるメーカーに金を落とすくらいなら、現場で僕らをサポートしてくれる人たちにお金払った方が気持ち良いと思うんですよ。

*1:別途ふじてん利用料が掛かり、受講するとふじてん1日券が1000円引きで購入できる

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